NIPPON Kichi - 日本吉

2007/8/16

和渕神社 Wabuchi-jinja 

Jp


 和渕神社(わぶちじんじゃ)は、坂上田村麻呂が建立したとされる由緒ある古い神社で、その創建年代は大同二(807)年頃といわれており、宮城県石巻市の北方に位置する和渕山東麓の緑豊かな場所にある。
 創建を記した風土記御用書き上げによると、大同二年に坂上田村麻呂が箟岳(ののたけ)に十一面観音を建立のおりに和渕山に本宮を置き、「木船明神」を勧請したのがその始まりとされるが、その後の和渕村の火災により関係記録も類焼し、詳細は分かっていない。
 太古の昔、香取神社の神船が現在の舟島である和渕山の西方に着き、その東方に船を留めて山頂の猿霊(さだま)峠に宮柱を立て神様を祭祀したという言い伝えも残っている。
 後に笈入(おいいり)の八雲、紫、愛宕(あたご)にある三社を合祀し、和渕、前谷地、北村の三村の鎮守となる。
 緑に覆われ、町の喧騒が嘘のように静まり返った境内を散策すれば、神話にも彩られた歴史とロマンを味わえるだろう。

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住所
987-1102 宮城県石巻市和渕字和渕町1
名前
和渕神社




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