NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/9/10


中山の虚無僧踊 Chuuzan-no-komusou-odori 

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 鹿児島県鹿児島市に伝わる中山(ちゅうざん)の虚無僧踊(こむそうおどり)は、七月下旬に白山神社で奉納される踊りで、昭和三八(1963)年に県の無形民俗文化財に指定されている。
 虚無僧踊が始まった由来は、豊臣氏が滅亡したとき、豊臣家の家臣親だった有水善右衛門重政(ありみずぜんえもんしげまさ)が主家の再興を図って農兵を興そうとして踊りを教えたという説と、王政復古の頃に、虚無僧に扮した幕府の密使が無礼な振る舞いをしたため、農民たちが持ち合わせていた天秤棒で密使を打ち果たしたという二つの説がある。
 この踊りは棒踊りの一種で、踊り子の中心は中山町下の平馬場・福永・真方・大薗の四地区の二才組と呼ばれる青年達である。虚無僧と棒つかいが、棒・小太刀・扇子と三種の持ち物を扱い、体型や踊りに変化を持たせて勇壮活発な踊りをみせる。
 
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2008/3/11


尺八 Shakuhachi 

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 尺八(しゃくはち)は、日本の伝統的な木管楽器で、リコーダーのような縦笛の一種である。
 尺八という名は、製作されるものの多くが、一尺八寸(約54cm)の長さを持つことに由来している。
 素材には真竹の根元部分が使用され、竹の節を7節分含むようにして作るものが一般的である。
 鎌倉時代から江戸時代にかけて成立したとされ、禅宗の一派である普化宗に属する虚無僧が奏でて回った。
 当時は建前上、一般の者は吹いてはいけなかったが、明治に普化宗が廃止されたことによって、虚無僧以外の者も公に奏するようになり、都山流や琴古流などの流派も誕生している。
 その奏法は、フルートやリコーダーのように上部にある歌口に息を吹きつけて音を出す。
 音色を調節する穴は前面に四つ、背面に一つあり、音程は歌口に吹き付ける角度で調整される。
 少し寂しげで、くぐもったようなその独特の音色は、虚無僧がいなくなった今も、多くの人々の心に響き渡っている。
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2007/6/15


群馬 妙義山 Gunma Myougi-san Mt. Myogi

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 群馬の妙義山(みょうぎさん)は、群馬県の下仁田町・富岡市・安中市に跨る標高1104mの山である。妙義荒船佐久高原国定公園を代表する景勝地である。
 赤城山、榛名山と共に上毛三山の一つに数えられている。また、九州の耶馬渓、四国の寒霞渓と並んで日本三奇勝の一つに数えられている。
 白雲・金洞・金鶏の三峰からなり、切り立った奇岩・怪石の造り出す独特の山容は、日本有数の奇勝として知られる。
 中でも中之嶽(金洞山)の景色は圧巻で、第1石門から第4石門を始め、ロウソク岩・大砲岩・筆頭岩・ユルギ岩・虚無僧岩といった特徴を現した名前の岩石群は、日本屈指の山岳美と讃えられている。
 春は桜、秋は紅葉が美しく、山肌を季節の色に染め上げる。
 妙義山は、日本の代表的な山獄景勝地である
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