NIPPON Kichi - 日本吉

2007/1/28

桶 Oke Oke

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 木製の容器で、円筒形、蓋のないものを総称して、おけと呼ぶ。
 元来はヒノキの一枚板を曲げ、桜や樺の皮で締めて底をつけた。
 室町時代に入り、細長く切った板を筒状に並べて底板をつけ、たがで締め上げた現在の形になった。これに固定式の蓋がついたものが、樽になる。
 スギ、ヒノキ、サワラなどがその材料として用いられるが、酒や味噌、醤油など液体や塩分のしみ込みの可能性があるものを入れる目的のものは板目を使い、それ以外のものは木目がきれいな柾目を使った。
 桶のぐるりをとめる、たがは竹が用いられていたが、明治以降は金属製のものが多用されるようになる。特に銅製のものは赤たがと呼ばれて人気があった。

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