NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/21


万之瀬川 Manose-gawa The Manose River

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 万之瀬川(まのせがわ)は、鹿児島県南さつま市加世田、川辺町、金峰町を流れる延長30kmの二級河川である。
 さつま半島最大の川で、鹿児島市に源を発し、南さつま市加世田の吹上浜で東シナ海にそそぐ。
 吹上浜は、この万之瀬川が運んだ砂で出来ていると言われる。また、万之瀬川支流長谷川には金峰ダムが存在する。
 蛇行していた河口部は、江戸時代の洪水で現在の流れになったとされ、用水路を利用した水車カラクリの伝承地としても知られる。
 ハマボウなどの海浜植物、ハクセンシオマネキなどの干潟の生物、クロツラヘラサギなどの野鳥が生息し、川と海が合流する生息環境は、種の多様性やその規模について全国的にも大変貴重なものであり、重要湿地に指定されている。
 万之瀬川は、流域に河添の滝、甌穴などの奇勝も存在する、豊富な自然を誇る川である。
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2007/7/12


朽木渓 Kutsuki-kei Kutsuki Valley

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 朽木渓(くつきけい)は、滋賀県高島市朽木にある景勝地である。別に、朽木渓谷、近江耶馬渓とも呼ばれる。
 残された雄大な自然美を一身に体現したようなこの渓谷は、高岩橋から荒川橋までの約3kmの間を言い、奇岩怪石群と清冽な流れが朽木随一の秀景を作り出している場所である。
 丹波山地と比良山地との間にある花折断層によってV字渓谷が形成され、そこを流れる安曇川は、春、夏には釣り人で賑わう。
 安曇川が朽木村の北で大きく蛇行して東へ流れるあたりが朽木渓で、とくに紅葉の時期には村全体が美しく色づく。
 日本海の魚介類を京の都に運び込むいにしえの道筋として、安曇川に沿った朽木渓は鯖街道とも呼ばれている。
 朽木渓は、厳しい自然を今に残す、名勝地である。
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静内川 Shizunai-gawa The Shizunai River

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 静内川(しずないがわ)は、北海道日高郡新ひだか町静内を流れる、日高地方の代表的河川である。
 古くはシベチャリ川と呼ばれ、アイヌ語で鮭の産卵場という意味のシペ・イチャンの転訛した地名といわれている。
 日高山脈のペテガリ岳、イドンナップ岳を水源とし、山稜はカール現象の残る山も多く、鋭い切り込みで沢に落ち断崖が発達して瀑布も多い。
 江戸時代より砂金が採取された地として有名で、流域面積は683.4平方km、流路延長69.9kmで、流路の約7割は国有林内の山岳地帯を蛇行している。
 道内の河川で白鳥の越冬数が一番多く、例年オオハクチョウ約200羽が越冬し、国内で確認されるのが数羽という珍鳥アメリカコハクチョウも渡来してくる。
 昭和四〇(1965)年に鳥獣保護区に指定された。
 静内川は、天然の自然を色濃く残す河川である。
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2007/6/25


標津川 Shibetsu-gawa 

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 標津川は、その源流を標津岳から斜里岳、そして知床半島へと連なる知床山系に発する。
 昔から鮭やマスの天然孵化河川として有名で、明治の頃からこれらの人工孵化への取り組みを始め、標津漁協は今も秋鮭の水揚げが日本一となっている。
 そんな標津川も、戦前は蛇行の多い川で、下流域では未開の大きな湿原が広がっているだけだった。戦後になってその湿原の開拓を目的とした川の直線化が積極的に行われ、今では湿原は草地に変わり、牧草地として利用される事で酪農の盛んな地域に生まれ変わっている。
 流域にはその名残である三日月湖が多くみられることでも知られている。
 その分開発も進み、山林の伐採などで一時は暴れ川とも評されるようになってしまう。しかし、その後の植林などが功を奏し、今ではフクロウも棲み付くほどの回復を見せている。
 開発しては元に戻す。三日月湖を散策していれば、そんな人間たちに首をかしげるフクロウに出くわすかもしれない。
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2007/6/15


宮島岬 Miyajima-misaki Cape Miyajima

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 その岬は森の中にある。そんな妙な日本語がまかり通るのが宮島岬(みやじまみさき)だ。
 北海道釧路平野。そこに拡がる日本最大の湿原「釧路湿原」の奥にその岬は存在する。無論、岬と呼ばれるには相応の理由があり、昔は実際に海に接する場所であったからに他ならない。ただし、その昔とはおおよそ6000年前。ずいぶんと遡る事になる。
 周辺は天然記念物区域のため岬を含め、立ち入るには許可が必要で、その許可を得ても、また一苦労が待っている。
 岬までの道のりはかなり険しく、おおよそ2時間ほど、起伏の激しい森の中を突き進んでいくこととなる。
 そうやって苦労して岬に近づくと、やがて景色は一変する。
 ジャングルのような森を抜けた途端、視界が開け、広大な釧路湿原を眼下に捉える絶景が広がる。
 どこまでも続いているような青々とした大地と、そこを奇妙に蛇行するチルワツナイ川の軌跡。
 釧路湿原の緑を海と捉えれば、ここを岬と呼ぶことも納得できる。
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2007/4/10


蜂の巣渓谷 Hachinosu-Keikoku Hachinosu Gorge

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 蜂の巣渓谷(はちのすけいこく)は、宮崎県南那珂郡北郷町郷之原甲にある景勝地である。
 両側を「蜂の巣の岩」という巨岩と、自然林の中を蛇行しながら流れる清流・広渡川に囲まれており、キャンプ村が有名である。
 渓谷内にある蜂之巣公園は、子供から大人まで誰でも楽しめるようになっている。
 公園は広渡川がCの字に蛇行した所に作られており、川の流れが綺麗で、魚が泳いでいるのを見ることも出来る。
 川沿いの遊歩道を散策すれば、四季折々の美しい木々の群をゆっくりと堪能出来る。公園から1時間程度の所には展望台もあり、美しい眺望を誇る。
 蜂の巣渓谷は、自然と遊べる楽しい場所である。
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2007/4/5


四万十川 Shimanto-gawa Shimanto-gawa River

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 四国で最も長い川。
 標高1336メートルの不入山(いらずやま)の東斜面に源を発し、主な支流だけで35、支流の総数318。四国西南地域を大きく蛇行しながら、落差のない流れとなって、四万十市下田で太平洋に注ぐ。
 源流域には、津野町の北部や、梼原町などが含まれ、四国カルストや天狗高原、四万十源流の森、四万十源流の家など、四季折々の大自然と景勝にめぐまれた観光ポイントがある。また下流域には、観光屋形船やトンボ自然公園、佐田の沈下橋などの見どころがある。
 その豊富な自然は、たくさんの水生生物を育み、、それに関わる珍しい漁法なども現存している。
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