NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/7/4


宮の谷渓谷 Miyanotani-keikoku 

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 三重県松阪市にある宮の谷渓谷(みやのたにけいこく)は奥香肌峡(おくかはだきょう)を代表する渓谷で、数々の名瀑がある谷として知られている。
 入口から数分歩くと、犬飛び岩と呼ばれる深くて狭い谷がある。その昔、大蛇に襲われそうになった猟師が猟犬を抱えて谷を飛び越えたという伝説からその名がついたといわれている。
 横滝、撫子滝、蛇滝といった名のついた滝の他にも、無名の美しい滝を楽しむことができるが、特に美しいとされるのは風折滝(かざおれだき)や高滝といった落差七〇m以上の名瀑である。風折滝は、落水が風にあおられて“く”の字に曲がる様が大変美しいことから名づけられたという。風折滝への道はやや険しいが、日本の滝一〇〇選にも選ばれた滝であり、冬場は氷瀑も楽しむことができる。
 登山道はよく整備されており、気軽に登れるハイキングコースとしても人気が高い。春は若葉、夏は涼風、秋は紅葉、冬は氷瀑、と四季を通して様々な姿が楽しめる渓谷である。
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2007/10/5


滑床渓谷 Nametoko-keikoku 

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 宇和島市の背後にそびえる鬼ヶ城山系は、新生代に花崗岩(かこうがん)が隆起して形成されたもので、海岸線から五キロ程の距離に千メートル級の山々が並ぶのは、全国的にも珍しい。この山系に抱かれた一二キロにおよぶ大渓谷は「滑床(なめとこ)渓谷」と呼ばれ、足摺宇和海国立公園に属する景勝地である。滑床渓谷は、四万十川の源流でもあり、水源の森百選に選定されている。
 滑(なめ)状の一枚岩が川床全体に広がり大広間を思わせる「千畳敷(せんじょうじき)」や、スケールは小さいが明るい不思議な模様を見せる「出会滑(であいなめ)」など、広々とした滑らかな岩肌に出会うことができる。最も人気が高いのは「雪輪(ゆきわ)の滝」で、巨大な一枚岩の上を白く滑り落ちる美しい滝は、日本の滝百選に選定されている。ほかにも、厳冬期には氷瀑となる「大嵓(おおくら)の滝」などがあり、その渓谷美は四季を通じて見どころ満載である。
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2007/10/3


梯子滝 Hashigo-daki 

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 梯子滝(はしごだき)は、北海道岩内郡岩内町にある名瀑。
 以前は岩内町市街から島牧方面へ進み、敷島内の集落を越えたところにある樺杣内覆道と鵜の岩トンネルの間のわずかな場所を流れていたが、現在はこれを迂回する新トンネルの上を流れている。
 このトンネルは、長さが4km近くあり、出口は雷電温泉手前になるため、現在は海上で船から見ることしかできない「幻の滝」である。
 高い崖から三段になって水流が流れ落ちる様は圧巻。冬には水が大きく氷結し、見事な氷瀑を見ることができる。厳しい海風が吹き付ける北海道ならではの風景である。
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2007/6/4


大分 観音滝 Ooita kannon-daki The Kannon Waterfall

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 観音滝は大分、宮崎両県にまたがる標高1386メートルの夏木山に位置する滝である。
 観音滝から藤河内集落までの8キロにおよぶ藤河内渓谷の源流であり、高さ77メートル、幅2メートルの大瀑布。
 赤色の花崗岩の岩壁は時期によりその姿を変え、冬場に壁面や飛瀑が凍りつく氷瀑は圧巻である。
 藤河内渓谷は傾斜の激しい急流で典型的な上流型渓谷。流れにより生み出された甌穴群が多く渦巻状、瓢箪状、臼状、流線状の一枚板は登山客を飽きさせることがない。
 周囲の自然も春にツツジや新緑、秋には一面の紅葉と四季それぞれに鮮やかな景観を見せる。
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2007/5/23


山梨 吐竜の滝 Yamanashi Doryu-no-taki 

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 吐竜の滝(どりゅうのたき)は、山梨県、清里高原の川俣東沢渓谷自然観察園に位置する滝である。
 龍泉峡の別名を持つ川俣川渓谷の下流にあり、幅15メートル、落差10メートル。岩の間から小さな滝がいくつも重なり流れ落ちる姿が、竜が水を吐くような光景からその名がつけられた。
 周囲は山に覆われ、春先には新緑、秋口には紅葉が美しい。冬は時期により氷瀑となり、天然の絶景を見ることが出来る。
 近隣には歩道ができ、ハイキングコースとしても人気が高い。気軽に足を運べる景勝地として多くの観光客を呼んでいる。
 大河ドラマのオープニングでも使われており、全国にその姿を知られている。
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2007/3/1


月侍の滝 Tsuki-machi-no-taki 

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 月待ちの滝は、高さ15m、幅10m、久慈川の支流である大生瀬川にかかる。
 滝の裏の岩盤が大きく抉られているため、水に濡れずに滝の裏側に入りこむことが出来る。くぐり滝、裏見の滝などの異名を持つ全国的にも非常に珍しい滝である。
 古くから二十三夜尊の信仰があり、この滝の内側で二十三夜の月が出るのを待ち、安産などを祈願するという、いわゆる二十三夜待(二十三夜講)が行われていた。「月待の滝」の由来である。
 季節によりさまざまな表情を見せ、特に冬には美しい氷瀑ができる。
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2007/2/28


袋田の滝 Fukuroda-no-taki 

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 日本三名瀑のひとつに数えられ、高さ120m・幅73mの大きさを誇る。
 大岸壁を四段に流れることから、別名「四度の滝」とも呼ばれる。その昔、西行法師が訪れた際、「四季に一度ずつ来てみなければ本当の良さはわからない」と絶賛したことからとも言われている。
 春は氷壁が溶け出し、滝川のせせらぎが音を立てて流れ出す。夏はキラキラと陽光を浴びてダイナミックに踊る水しぶきとその勢いで時に鮮やかな虹を描く。
 秋になると色とりどりの紅葉が渓谷を飾り、滝は鮮やかにドレスアップし、冬の凍結した滝の神秘的な美しさ。アイス・クライミングを楽しみつつ、氷瀑の絶壁にチャレンジする姿が見られる。
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