NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/28


白石和紙 Shiroishi-washi Shiroishi Washi Paper

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 白石和紙(しろいしわし)は、宮城県白石市に伝わる伝統工芸品である。
 平安時代中期以後、ふくよかで、清く、うるわしく、気品のある格調高い紙として、清少納言の枕草子や紫式部の源氏物語の中などに「みちのく紙」として登場しているのが白石和紙の起源ではないかとされている。
 慶長五(1600)年の関ヶ原の戦い以後、伊達政宗の領地となった白石では、政宗の家臣であった片倉小十郎が冬季の内職として紙作りを推奨し、その直後から続々と紙漉き人が各方面から入ってきたと言われている。
 未だに全て手作りであり、とても高品質な和紙として、東大寺の「お水取り」の儀式や、第二次世界大戦の降伏文書などに使用されてきた。
 白石和紙は、清く麗しい典雅な和紙である。
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2007/6/28


秩父川瀬祭り Chichibu-kawase-matsuri 

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 毎年7月の19日・20日に行なわれる川瀬祭りは、「秩父夜祭」として有名な秩父神社の「夏祭り」であり、地元ではお祇園(ぎおん)とも呼ばれている。江戸時代に、京都の八坂神社の祇園祭が秩父に入ってきたものが原型とされており、悪病祓いの行事の一つである。また、「秩父夜祭」が勇壮な大人の祭りであるのに対し、「秩父川瀬祭り」は子供が主役の祭りとされている。
 各町内に八坂神社の仮宮が奉られ、笠鉾4台、屋台4台の計8台の山車が各町内を練り歩く。夜祭とは違って、こちらは誰でもが綱を引くことが出来る。
 行事の中心は20日午後の「お川瀬」とよばれる神輿洗いの儀で、秩父神社のご神体が宿った御輿を、川の中に入ってもみ洗う勇壮なもの。また19日の夜にはお水取りの神事が執り行われるが、もともとはこちらが川瀬祭行事の中心とされていた。その他、両日行なわれる秩父神社神楽殿での御神楽や19日の花火大会も見どころである。
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2007/1/30


東大寺(世界遺産) Toudai-ji Toudai-ji Temple (World Heritage site)

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 奈良市内の東方、三笠山麓の深い緑の中に燦然と輝く大仏殿が鎮座する伽藍がある。「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)を本尊とする華厳宗大本山、「東大寺」だ。
 古く神亀五(728)年、聖武天皇が皇太子供養のために建立した金鐘寺が東大寺のはじまりだ。有名な大仏は、天平勝宝四(752)年に開眼供養が行われたが、大仏殿や伽藍が完成したのは延暦八(789)年になる。
 その後も大仏は度重なる兵火に見舞われたため、両手は安土桃山時代に、頭部は江戸時代に修復されたものとされる。
 現在では大仏のほかに、「お水取り」という天下泰平・万民豊楽を祈る法要が行われる二月堂も有名。毎年多くの参拝客で賑わう。
 東大寺は平成十(1998)年には「古都奈良の文化財」として世界文化遺産に登録された。
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