NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/12/25


増永眼鏡 Kazuo Kawasaki Ph.Dのアイウェア Masunaga-megane Kazuo Kawasaki Ph.D-no-Aiuea Masunaga Eyeglass by Kazuo Kawasaki Ph.D

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 増永眼鏡株式会社は、メガネフレームの世界三大生産地の一つとして知られる福井県福井市の、日本で一番古い眼鏡メーカーである。
 この眼鏡は地元出身のデザインディレクターである川崎和男によってデザインされ、2000年シルモ・パリ国際眼鏡見本市で、グランプリを受賞した。
 ねじがまったくなく、軽量でバネ性のあるβチタンをフレームに採用する事で、掛けた時のあたりの柔らかさを追求している。さらにレンズを一つのポイントで固定することにより、テンプルを両側に広げても、両眼のレンズそのものに歪みが生じることはない。そのため、常にレンズと目の瞳孔距離が一定に保たれている。
 「スマート&ハイテクノロジー」というコンセプトの元、川崎和男によるインダストリアルデザインと、増永眼鏡の卓越した技術力とで実現させた、機能性と品格あふれるメガネとなっている。
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2007/1/30


志村ふくみ(人間国宝) Shimura Fukumi Fukumi Shimura (Living National Treasure)

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 大正十三(1924)年、滋賀県近江八幡に生まれる。平成二(1990)年、重要無形文化財「紬(つむぎ)織」の保持者に認定。
 氏がはじめて母親より機織りを習ったのは十七歳のとき。30才の時織物の道を志し、離婚。独力で草木染の技法を学び、鮮烈な作品を次々と生み出した。
 氏の作品の魅力は、なんといっても自然界の草木から丹念に採取して絹糸に移し換えた、きわめて豊かな色彩のハーモニーにある。また、古くから伝わる縞や緋などの織り文様と、植物染料による染め糸を巧みに組み合わせることで、紬織りの着物を芸術作品にまで発展させた努力と功績は高く評価されている。
 歴史上の物語を主題とした織りも手がけており、とくに源氏物語はライフワークにもなっているという。物語の心のイメージを植物から得た色糸で優美に織り上げた紬が、平安の色と心象風景を奏でている。
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截金 Kirikane Eri Sayoko's Kirikane Decoration

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 截金(きりかね)は切金とも書き、細金(ほそがね)と呼ばれることもある。金、銀箔を細い線や三角、四角、眉型などの細片に切り、それを筆の先につけて貼りながら紋様を描き出す技法で、主に仏像や仏画の装飾用として用いられている。
 起源は古く、六世紀に仏教とともに中国より伝来、最古のものは飛鳥時代の法隆寺金堂の「四天王像」や東大寺戒壇院の「四天王像」、正倉院宝物の「新羅琴」の表面に見ることができる。平安時代になると、仏教絵画や仏像の装飾として著しい発展を遂げ、繊細優美な技法となり現在に至る。
 日本を代表する截金師に、江里佐代子氏(1945年〜)がいる。平成十四(2002)年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。髪の毛よりも細い金箔を自在に扱う技術力と、人間技とは思えないほどの精緻かつ優美な文様が高い評価を得ている。
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