NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/4/18


気仙川 Kesen-gawa The Kesen River

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 気仙川は、岩手県気仙郡を流れる川である。
 その源は標高1013メートルの高清水山に発し、全長44キロの比較的小さな2級河川である。
 気仙川の水利用は古くから行われ、灌漑用水の水源及び発電などに利用されており、特に下流部は広大な耕地を有し、気仙地域の穀倉地帯となっている。
 かつては五葉川、有住川などと呼ばれた岩手の清流を代表する川で、アユ、ヤマメ、イワナなど、魚類の宝庫として有名である。
 全国的に知られる渓流釣りのメッカであり、3〜10月までは釣人で賑わっている。 いくつかの支流の奥には、大滝、小滝、白糸の滝など、都会では体験できない手つかづの自然の世界に触れることができる。
 気仙川は、誰でも自然を楽しむ事が出来る河川である。
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金沢清水 Kanazawashimizu Kanazawa Shimizu

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 岩手山麓の八幡平市に湧き出すスケールの大きな湧水群。
 7つの湧水からは日量10万トンを超えるといわれる豊富な清水が湧き出ている。
 「金沢清水」は県の内水面水産試験場の森の中に湧き出しており、湧水は地元の上水道水源、淡水魚養殖、灌漑用水等、様々な用途で利用されている。
 幾つもの言い伝えが残っており、岩手山の滝に住む7つの頭を持つ蛇龍が里を見たくて地中にもぐり、頭を出したところが7つの湧口だという伝説や、悪さをする鬼が里人の目潰しに遭い、神のお告げにより目を洗い清めた泉だという伝説等が残っている。
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2007/4/5


四ヶ村溝の水車 Shikamuramizo-no-suisya 

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 高知県中村市にある四ヶ村溝(しかむらみぞ)は江戸時代初め、後川に架かる中村大橋より約4km上流の麻生堰から分水してつくられた灌漑用の水路である。周辺の4つの村の田畑をうるおしながら今ものんびりと流れている。土佐藩山内家の家老であった野中兼山は、高所の田に水を送るためにこの用水路と水車を築いた。
 のどかな田園風景の中、ゆっくりと回る水車の連なりは、まるで蒸気機関車のようである。3月から10月にかけては、昔ながらの水をくみ上げる姿を見ることができ、歴史をつたえる季節の風物詩となっている。
 今なお当時の風情が漂う、貴重なスポットである。
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2007/3/9


角間木谷川 Kakumagi-tanigawa Kakumagi Gorge

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 角間木谷川は和歌山県伊都郡かつらぎ町を流れる渓流である。
 延長約4キロの美しい水面が山間に沿って流れる渓流で、岩魚や山女が生息できる程に美しい水質を誇っている。花園地方では灌漑用水の他に飲料水としても使われている。
 関西のワサビ栽培発祥の地としても知られており、水質は勿論の事、ワサビ栽培に適した水温、水量の場所であり、現在も栽培が盛んである。
 この地方の名産として知られるわさび寿司はワサビの葉で塩サバの切り身や白身魚、ウナギなどを包んだもの。
 葉と一緒に食べるわさび寿司は辛味が少なく、爽やかな味わいとして人気である。
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2007/2/27


竹之内環濠集落 Takenouchi-kangou-shuuraku Takenouchi Kango Settlement

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 竹之内環濠集落は、奈良県天理市竹之内町に位置する環濠集落である。
 環濠集落は、戦乱、夜盗など外部からの敵を防ぐため、周りに濠を巡らせた集落であり、水濠は灌漑用の用水路としても使われ、集落への出入りは橋をかけて渡った。
 奈良盆地に多く存在しており、現在も近隣の萱生(かよう)環濠集落などに水濠の痕跡をとどめている。
 竹之内環濠集落は、南北朝時代のものとされ、当時は竹を植込み、集落を外部から隠していたと言われる。標高100メートルの山中に位置し、奈良県で最も高所にある環濠集落である。
 現在は水濠の一部が貯水池として使われ、残った石垣と共に往時をしのばせる。
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2007/2/26


雄国沼 Oguni-numa 

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 雄国沼は猫魔ヶ岳の火口跡に出来た湿原で、雄国山、古城が峰、厩岳山等を外輪山に持つカルデラ湖である。標高約1089メートルに位置し、周囲の山々にはブナが多いが、初夏にはレンゲツツジ、6月末から7月初旬には沼の南側の湿原地帯でニッコウキスゲの大群落が咲き誇る。
 春から夏にかけて約280種類もの高山植物が次々と咲いて心が洗われる風景になる。この時期はハイカー等が多く沼を訪れる。また、冬には山スキーやスノーシューで訪れる人も増えている。面積は45ヘクタールで、周囲4キロメートルの沼は、かつて半分程度の大きさだったが、江戸時代初期に大塩平左衛門が行った灌漑工事により面積が拡大した。
 雄国沼湿原植物群落として国の天然記念物に指定されている。
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2007/2/13


銚子ヶ滝 Tyoushiga-taki Toshiga Waterfall

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 滝の形が、酒を入れる銚子に似ているところから名づけられた、高さ約48メートル・幅約27メートルの安達太良山麓屈指の大瀑布。
 この滝は、娘を人身御供にすると滝壺にひそむ竜神が雨を降らすと言われており、昔名主の娘が滝壺に身を投じ、旱魃に苦しんでいた村人を救ったと言う言い伝えがある。
 豊富な水量と良好な水質をもつ清流は一部堰上げされ、石筵地区の生活・灌漑用水、マス養魚場などに利用されている。
 豊かな自然に恵まれたハイキングコースは、遊歩道や登山道が整備され、休憩所や案内板も要所にあり、夏は納涼、秋は紅葉の名所として、人々に親しまれている。
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2007/1/26


曽田の池 Soda-no-ike Soda-no-ike Pond

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 曽田の池は、大分県日田市天瀬町出口にある灌漑用の池である。
 天瀬町は温泉地として有名であるが、曽田の池は玖珠川を挟む温泉地の反対側に位置している。地元では、なだらかな高台となっている一帯を、曽田ん台と呼ぶ。
 標高700〜800mにある曽田の池は、山の湧水を堰止めて作られているためか、周囲は湿地帯になっている。
 池にはヒツジグサやジュンサイ、ヒシなどが浮かび、春から秋にかけてたくさんの草花や昆虫、野鳥などが見られる。まさに湿地帯の動植物の宝庫である。
 この池は本来灌漑用に作られた池で、日頃は人も少なく、何があるというわけでもない。
 曽田の池は、地元でも知らない人がいるような場所であり、ゆっくりとのどかな風景に浸りたい人だけが、ひっそりと訪れる場所なのである。
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