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2007/9/7


石浜神楽 Ishihama-kagura 

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 石浜神楽(いしはまかぐら)は、宮城県の南三陸町歌津にある石浜地区で伝承されている神楽だ。
 終戦の混乱真っ只中にあった昭和二一(1946)年、世の天下泰平を祈って、石浜地区の当時の青年達により登米の鴇波(ときなみ)神楽から師匠を招き、指導を受けて伝授されたのが石浜神楽の始まりとされている。
 石浜地区にある飯綱神社の祭典日に奉納されるほか、各地の神社の祭礼にも招かれて、その舞が奉納されている。
 飯綱神社の入り口には、捕鯨船に乗っていた人から寄進された、長さ5・3mにもなるシロナガスクジラの顎骨があり、そのためか豊漁祈願でも人々が訪れる。
 同神社で奉納される際には、そうした経緯からか舞台に大漁旗がはためき、そんな中で鮮やかな紋様の入った古代装束を纏って仮面をつけて舞う様は、浜の神楽の気性を今に伝えている。
 その歴史は比較的新しいものではあるが、発願から六〇有余年。 祈りは今も変わることなく脈々と神楽の中に受け継がれている。
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2007/9/6


花巻まつり Hanamaki-matsuri Hanamaki Festival

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 岩手県花巻市で毎年九月の第二土曜日を中日として、三日間に渡って行われるのが花巻まつり(はなまきまつり)である。
 文禄二(1593)年、この町の開祖といわれる北松斎(きたしょうさい)を敬い、町民達が山車を作って町内を練り歩いたのが祭りの始まりといわれ、期間中、様々な行事が催される。
 唐竹を使った鯨を模したものから、やがて京都の「やかた」に似たものへと変貌を遂げ、今の絢爛豪華なものとなった「風流山車」。
 まつりを盛り上げる総勢140基を上回る「樽神輿」。
 町の平安を祈願し、悪霊を追い払う行事が舞踊化されたものといわれ、県の無形文化財にも指定されている「鹿踊り」。
 そして、京都祇園囃子の流れを汲むといわれ、大太鼓・小太鼓・笛・三味線が調和して祇園調を漂わせる中、千名もの踊り手たちによる優雅な「花巻ばやし踊り」の練り歩きなど、開催される三日間には祭りのエッセンスがこれでもかといわんばかりに凝縮されている。
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2007/6/7


フンベの滝 Funbe-no-taki The Funbe Waterfalls

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 「フンベの滝」は、北海道広尾町にある滝。岩盤から地下水が吹き出している珍しい滝だ。
 「フンベ」とは、アイヌ語で鯨の捕れる浜のこと。この地で鯨が打ち上げられたことから名づけられたようだ。
 滝は、川から流れ出る水が落差を利用してしたたり落ちるのが一般的だが、フンベの滝は岩盤の中の砂礫層という、砂の粒子状の部分を地下水が浸透し、地表にしみ出してくるもの。滝の高さは約12m、幅は約150m。とめどなく流れる水流は涼やかだ。
 冬には水流が結氷し、壮大な氷柱となり氷の造形美が楽しめる。フンベの滝の背後には太平洋が広がり、冬の荒々しい波音とともに雄大な自然美を体感できる場所である。
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2007/5/31


紅葉川渓谷 Momiji-gawa-kyoukoku Momiji River Valley

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 山形県山形市の北東にある「面白山」にある渓谷。
 四季折々の自然を満喫できるハイキングコースとして整備され観光客で賑わう。
 特に10月下旬から11月中旬にかけて、紅葉川の名の由来となっている「紅葉」は見ごたえたっぷりである。
 コースは2キロの長さを、ゆっくりと歩いて40分ほど。渓谷に流れ落ちる「藤花の滝」「幻竜の滝」などの「滝」が、随所に見られる。また、渓谷ならではの大きな「岩」が転がり、「鯨岩」「宝船」などの名が付けられ、奇形な岩もたくさんある。
 川の所々は、幅が大きくなったり、また岩と岩の細い間を通り抜けたりと、川の表情が変化し、訪れる人達を楽しませてくれる。
 写真家たちにも非常に人気がある場所である。
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2007/5/14


神割崎 Kamiwarizaki Kamiwari Point

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 その昔、戸倉村と十三浜村が村境の事で争っていた頃、巨大な鯨が浜辺に打ち上げられた。両村とも、この鯨の所有を争ったが、解決が出来ずに翌日まで持ちこす事になった。ところが、その晩、岬のあたりから物凄い音が聞こえ、村人達が駆けつけてみると、岬の大岩は真二つに裂けていた。これこそ神の裁きという事で村境の争いが無くなったとされている。
 以来、誰となく呼ぶようになった「神割崎」は南三陸屈指の景勝地で、黒色砂岩が海蝕によって二つに割れた奇岩の間から、荒波がしぶきを上げながら陸をめがけて押し寄せてくる。
 松林に囲まれた遊歩道を、森林浴をしながら海岸の風景を眺めていると、言い伝えも、満更でない気がしてくる。
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2007/3/5


長崎くんち Nagasaki-kunchi 

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 長崎市内にある諏訪神社にて行われる祭礼行事であるが、県内外から多数の観光客が見物に訪れる長崎を代表する秋の大祭となっている。
 毎年10月7日から3日間、町を挙げて催され、国指定重要無形民俗文化財にも指定されている。
 龍踊(じゃおどり)、鯨の潮吹き、太鼓山(コッコデショ)、阿蘭陀万才(おらんだまんざい)など、ポルトガルやオランダ、中国などの影響を受けた南蛮、紅毛文化の風合いを色濃く残した、独特でダイナミックな出し物(奉納踊)を特色とする。
 地元では「くんち」と呼ばれ「お」を付けないのが一般的。くんちには宮日、供日という字があてられることがあるが、その名称は旧暦の重陽の節句にあたる9月9日(くにち、九州北部地方の方言で「くんち」)に行ったことに由来するという説が有力。
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2007/3/2


鬼の足跡 Oni-no-asiato 

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 郷ノ浦町の西端、牧崎の先端にある。玄武岩の海蝕崖の絶壁上に広がる草原に、ぽっかり開いた周囲110mの大穴。
 長い時間をかけ、波が浸食した海蝕洞の先端部が、陥没してできた穴である。
 壱岐を代表する景観で、地元では、大鬼のデイが鯨をすくい捕るために踏ん張ってできた足跡だと言われている。この時のもう片方の足跡は勝本町辰ノ島の蛇ケ谷にある足跡である。
 また左手の山(骨ケ嶽)の中腹にある鬼飛岩から飛びおりた時ついた足跡とも伝えてられている。多くの鬼ヶ島伝説に彩られた壱岐らしい場所である。
 この一帯は平均30mの断崖になっており荒々しい海岸線の景観はダイナミックで、まわりは天然の芝生におおわれている。
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2007/3/1


久慈川 Kuji-gawa The Kuji River

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 福島県、茨城県を流れる一級河川。流路延長527キロメートル、流域面積1490平方キロメートル。
 川の名前は、久慈郡を流れることからついたものであるが、久慈という地名は、奈良時代の常陸国風土記の記述に「古老のいへらく、郡より南近くに小さき丘あり。かたち、鯨鯢に似たり。倭武の天皇、よりて久慈と名づけたまひき」とあるのに由来するといわれている。
 自然豊かな久慈川は、水際での散策や親水レクリエーション、高水敷でのスポーツなどの場として活発に利用され、清流として有名な流水は、流域の貴重な水源にもなっている。
 また、沿川では多くの県立公園が立地され、四季を通じ観光客で賑わいを見せる。
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