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膳所焼(ぜぜやき)は、滋賀県大津市膳所で焼かれる陶器をいう。江戸初期に膳所藩のお庭焼として誕生し、藩主・石川忠総の時代(1634~1650年)に全盛期を迎えた。作品はすべて大名間の贈答用茶道具で、歴代藩主と親交の深かった大名茶人・小堀遠州の指導を受けて評判を上げ、茶人の間では遠州七窯の一つとして重宝された。
以後は衰退したものの、大正八(1919)年に膳所焼の廃絶を惜しんだ地元の岩崎健三が、友人の画伯・山本春挙と手を組んで別邸に登り窯を築き再興。彼は生涯にわたって膳所焼の復興に尽力し、その甲斐あって窯の火を絶やすことなく今日に至っている。
薄作りで黒みを帯びた鉄釉(てつゆう)に特徴があり、遠州好みの「きれいさび」と言われる上品な作りで、特に茶入と水指が名高い。現在は膳所焼美術館にて過去の作品を見ることができ、最近の作品を買うこともできる。
以後は衰退したものの、大正八(1919)年に膳所焼の廃絶を惜しんだ地元の岩崎健三が、友人の画伯・山本春挙と手を組んで別邸に登り窯を築き再興。彼は生涯にわたって膳所焼の復興に尽力し、その甲斐あって窯の火を絶やすことなく今日に至っている。
薄作りで黒みを帯びた鉄釉(てつゆう)に特徴があり、遠州好みの「きれいさび」と言われる上品な作りで、特に茶入と水指が名高い。現在は膳所焼美術館にて過去の作品を見ることができ、最近の作品を買うこともできる。
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