NIPPON Kichi - 日本吉

2007/8/20

真光寺 三重塔 Shinkou-ji Sanjuu-no-tou 

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 岡山県備前市にある高野山真言宗の寺院「真光寺(しんこうじ)」。真光寺は奈良時代の僧・行基(ぎょうき)によって建立されたといわれる。
 境内にある三重塔はその様式や絵様から、室町時代前半の建立とされている。また棟札によると邑久郡牛窓町の廃寺、蓮華頂寺(れんげちょうじ)にあったものを慶長一八(1613)年、当時の住職・勢恵聖人(せいえしょうにん)によって現在の場所に移されたという。
 国の重要文化財に指定された真光寺三重塔の高さは約一八・二四m。屋根は重々しい趣の本瓦葺きである。その四隅には立体的な鬼面の鬼瓦が飾られている。間斗束(けんとづか)に設けられた、蟇(かえる)が足を広げている様から名づけられた「蟇股(かえるまた)」には金剛界四仏を表す梵字が刻まれている。
 全体的な美しさを眺めるのも良いが、細部を見て回るのも一興である。

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住所
705-0021 岡山県備前市西片上1513
名前
真光寺 三重塔
電話
0869-64-2144




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