NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/4/11


千葉 九十九谷 Chiba Kujuu-tani Kujukutani in Chiba

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 九十九谷(くじゅうくたに)は千葉県君津市、鹿野山の南東に位置する房総丘陵の山々の事である。
 高宕山(たかごやま)などの房総丘陵が連なる山並を総称したもので、深い谷と稜線が重なった景勝であり、房総の魅力五百選に選ばれている。
 夜明け前の紫煙、日の入りの残照には鮮やかな色と水墨画のような景色が浮かび上がる。また、秋から冬にかけて発生する雲海が稜線に棚引き霞む風景は、息を呑むほどの絶景である。
 この様子を、詩人、大町桂月は「天下の奇観」と激賞し、画家、東山魁夷の代表作の一つ「残照」はこの景観が元となったと言われている。
 この佳景は白鳥神社下の九十九谷公園から一望する事ができる。
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2007/1/29


色絵磁器 Iroe-jiki Iroe-jiki

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 「色絵磁器(いろえじき)」は、本焼きした磁器のうえに赤、緑、黄などの上絵の具で模様を描き、それをさらに上絵釜に入れて焼き付けたもので、赤絵、錦手などとも呼ばれる。作品は製造時期、様式などにより、色鍋島、古九谷様式、柿右衛門(かきえもん)様式などに大別される。
 柿右衛門様式では、江戸時代から連綿とつづく名門「柿右衛門窯」の14代酒井田柿右衛門(1934〜)が平成十三(2001)年、重要無形文化財「色絵磁器」の保持者(人間国宝)に認定されている。
 柿右衛門様式の色絵磁器は、乳白色の生地と明るく色鮮やかな上絵付けが特徴。余白を生かした華麗で優美な世界観を持つ。
14代酒井田柿右衛門は「やはり余白を残すことが大事。絵のバランスとともに白の美しさを損なわないように」と、様式の伝承と新たな美の追求のために、今なお日々研鑽に励んでいる。
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常滑焼 九谷紋様急須 梅原昭龍作 Tokoname-yaki Kutanimonyou-kyusu Umehara-Akitatsu-Saku Tokomae Ware, Kutani-Patterned Teapot

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 休日の午後にゆったり楽しむお茶、食後の一杯のお茶。のんびりとした一時は格別なもの。
 そんな折角の一杯なら、茶葉や入れ方はもちろん、道具もこだわってみたい。
 職人手作りの一品。湯切れの良さ、茶葉の旨みと香りを逃さない蓋合せ、落ち着いた久谷文様の作りは必要性を突き詰められた実用品であり、こだわるだけの価値がある。
 更に使い続ける事により使い勝手の良さと馴染み具合は確かな満足感を与える。
 伝統の技術を味わう、それも格別なことではないだろうか。
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