NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/4/4


牛ノ戸焼 Ushinoto-yaki 

Jp

 牛ノ戸焼は、鳥取県鳥取市河原町で焼かれる陶器。170年余の歴史を持つ県指定伝統工芸品だ。
 天保年間(1830〜1844)に因幡国(現鳥取県)の陶工・金河藤七が陶器窯を開窯。その後天保八(1837)年に石州(現島根県)の小林梅五郎親子に継承され、以後二代、三代と水壷や徳利、すり鉢といった日用雑貨を焼いていた。
 四代目の頃からは、民芸運動を行っていた吉田璋也氏や、イギリスの陶芸家バーナード・リーチ氏達との交流により、民芸品の制作の方向に進む。現在は、六代目の小林孝男氏が伝統の技を受け継いでいる。
 牛ノ戸焼の最大の特徴は、緑、黒、白などの釉薬(ゆうやく)を組み合わせて生じる染め分けの美しさ。あたたかく、素朴な味わいがありながら、どこかモダンなセンスを感じさせる。
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2007/2/13


鳥居 Torii Torii

Jp En

 神社などで、神域と人間界を結界として分けるもので、神域への入口でもあり、一種の「門」にあたる。御陵や寺院に建てられている事もあるが、一般的には神社を象徴するもの。
 起源としては、天照大御神を天岩戸から引きずり出す為に鳴かせた「常世の長鳴鳥」にちなみ、神前に鶏の止まり木を置いた事が起源とする説と、インド仏教に見られるトラナや中国の華表や鳥竿など海外からの起源とする説などがあるが、8世紀ごろには現在の形が確立している。語源についても同様に不明で、鶏の止まり木を意味する鶏居説、とおりいる(通り入る)が転じた説、トラナを漢字から借音し表記した説などがある。
 形式は、神明鳥居と明神鳥居の二つに大別され、そこから派生した種々の形式がある。基本的には、2本の柱の上に笠木および島木を渡し、その下に貫を入れて柱を固定したのが一般的な鳥居の構造である。
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