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栃尾城(とちおじょう)は、新潟県長岡市栃尾にある城跡だ。
標高228mの鶴城山に築かれた、戦国時代における典型的な山城となっていた。
その歴史は古く、天平年間(729~748)に防人の在営地として築かれたという伝えがあるが、現在のような縄張りの城になったのは南北朝時代の正平年間(1346~1369年)、足利尊氏の命によるものとされ、馬蹄型の郭を構成し、それぞれの郭の間は空堀で独立させるなど、堅城として有名であった。
また、上杉謙信が春日山で幼年から青年期を過ごし、跡目争いが起こった際にはこの城が初陣の地となったことでも知られており、戦国末期の慶長一五(1610)年に廃城となるまで、上杉勢の城であった。
現在でも山には馬場や本丸、二ノ丸といった郭跡や竪堀の遺構など、ほとんどの曲輪が残されており、謙信も見たであろう山頂からの栃尾盆地を一望する絶景と共に、往時を偲ばせている。
標高228mの鶴城山に築かれた、戦国時代における典型的な山城となっていた。
その歴史は古く、天平年間(729~748)に防人の在営地として築かれたという伝えがあるが、現在のような縄張りの城になったのは南北朝時代の正平年間(1346~1369年)、足利尊氏の命によるものとされ、馬蹄型の郭を構成し、それぞれの郭の間は空堀で独立させるなど、堅城として有名であった。
また、上杉謙信が春日山で幼年から青年期を過ごし、跡目争いが起こった際にはこの城が初陣の地となったことでも知られており、戦国末期の慶長一五(1610)年に廃城となるまで、上杉勢の城であった。
現在でも山には馬場や本丸、二ノ丸といった郭跡や竪堀の遺構など、ほとんどの曲輪が残されており、謙信も見たであろう山頂からの栃尾盆地を一望する絶景と共に、往時を偲ばせている。
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