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絵因果経(えいんがきょう)は、仏伝経典「過去現在因果経」に絵を加えた書画である。現在、上品蓮台寺、醍醐寺、東京藝術大学にあるものが、それぞれ国宝に指定されている。
紙の下半分にお経が書き写され、上半分は下のお経にある代表的な場面を絵で表したもので、写本の一種といえ、日本の絵巻物の源流ともされているものである。
内容は、釈迦の前世の修行物語から始まり、釈迦がどのような原因で人間の根源的な苦しみや迷いから開放されて、悟りを開いたかという事を物語風に説いたもので、釈迦の伝記といえる。
国宝となっているのは、8世紀の奈良時代に書き写されたもので、画風はきわめて古風で素朴、絵に塗られている絵具の色も鮮やか。
絵因果経は、奈良時代の絵画と書を今に伝える、数少ない貴重な作品である。
紙の下半分にお経が書き写され、上半分は下のお経にある代表的な場面を絵で表したもので、写本の一種といえ、日本の絵巻物の源流ともされているものである。
内容は、釈迦の前世の修行物語から始まり、釈迦がどのような原因で人間の根源的な苦しみや迷いから開放されて、悟りを開いたかという事を物語風に説いたもので、釈迦の伝記といえる。
国宝となっているのは、8世紀の奈良時代に書き写されたもので、画風はきわめて古風で素朴、絵に塗られている絵具の色も鮮やか。
絵因果経は、奈良時代の絵画と書を今に伝える、数少ない貴重な作品である。
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