NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/5


紅型 Bin-gata Bingata

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 紅型(びんがた)は、沖縄を代表する伝統的な染織技法の一つである。
 起源は十六世紀ごろとされており、当時の琉球王国では王族や貴族の衣装として染められていた。そのため、染屋は首里城の周りに置かれ篤く庇護されていたという。
 「紅」は色全般を示す言葉でとして、「型」は型絵染めの型紙を表す言葉として用いられ、型紙を使って様々な色で染め上げたもの全般を紅型と読んでいた。
 紅型には二つの手法があり、型染めは型を用いて文様を染めあげるもので、筒引きは文様を描くのに必要な糊を円柱状の筒にいれ、その先からところてんのように搾り出しながら文様を描く手法だ。
 これら細心の手作業により生み出される色合いは当時の王侯貴族たちを魅了して止まず、特にフクギと呼ばれる植物から取れる黄色は、王族のみ使用がゆるされるほどだった。
 現在では用途も広がり、着物のみならず帯や各種装飾品などにも活用されており、友禅に並ぶ日本の代表的な染物として、南国の情緒を楽しませてくれている。
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2007/7/25


伊勢型紙 Ise-katagami Ise-Katagami

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 伊勢型紙(いせかみがた)は、三重県伊勢市に伝わる伝統美術工芸品である。
 古来、伊勢の地・現在の鈴鹿市で作られ、飛び地として紀州藩によって庇護された伊勢商人によって全国に販売されていたため、この名で呼ばれてきた。
 伊勢型紙とは、きものなどの型染めに用いる型紙のひとつで、渋紙にさまざまな手彫りの技法で緻密な文様や優雅な図柄を彫り抜いたもの。
 主な用途は、友禅、ゆかた、小紋などの文様を着物の生地に染めるためであるが、着物を染めるだけなく、陶器、ガラス、ゴザなどにも模様をつけるために使われたり、新聞の見出しの「もんがら」などにも使われている。
 伊勢型紙は、1000年の伝統を誇る、独特の技法で仕上げる、晴らしい工芸品である。
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伊勢型紙 糸入れ Ise-katagami Ito-ire Itoire Technique of Ise-Katagami

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 伊勢型紙の糸入れ(いせかたがみのいといれ)とは、三重県伊勢市に伝わる伝統工芸品・伊勢型紙における、精密な技術である。重要無形文化財に指定されている。
 伊勢型紙とは、きものなどの型染めに用いる型紙のひとつで、渋紙にさまざまな手彫りの技法で緻密な文様や優雅な図柄を彫り抜いたもの。
 糸入れとは、精密な縞彫りなどの型紙の細い筋の部分が、染めの時に曲がったり、よじれやすい部分に糸を貼り補強する技術である。
 彫りの隙間の多い型紙を補強するため、型紙を上下2枚にはいで極細の絹糸を渡し入れ、タンニン成分を持つ柿渋で貼りもどす事によって紙を補強する技法で、近年は紗という織物を彫刻した型紙に張り付けて補強する「紗張り」が取り入れられ、糸入れの伝承者は稀少になってきている。
 伊勢型紙の糸入れは、長い間受け継がれてきた、職人による精密な伝統技術である。
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2007/4/3


熊谷染 Kumagaya-zome 

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 熊谷染は型紙を使い(または手描きで)美しい模様を染め出す模様染の一種で、美しい色を使って、自由模様を染め出す友禅染と同種類である。
 もともと熊谷の染色の歴史は古く、藍染めが盛んだった中世までさかのぼるといわれ、安政年間(1854〜1860年)のころには細かな紋様が特徴の江戸小紋の技法が取り入れられ、大正期には「友禅染」の技法を取り入れるなど、創意工夫が重ねられて、洗練されていった。
 水が豊富にわき出す星川を中心に染色業者が多く、かつては友禅流しの風景が見られた。
 今では川で布をさらすことはなくなったが、その卓越した職人の技は、大切に受け継がれている。
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2007/1/31


奈良団扇 Nara-uchiwa Nara Uchiwa (round fan)

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 夏の風物詩、団扇。浴衣の季節には、色とりどりの団扇が華やぐ。
 奈良には、千二百年の伝統を受け継ぐ「奈良団扇」という伝統工芸がある。奈良県指定の伝統的工芸品にも指定されている。 
 奈良団扇は、伊予紙、土佐紙を色引きし、奈良風物、正倉院文様を突き彫りした透かし模様を竹骨に貼り合わせ、仕上げるもの。赤、青、黄などの鮮やかな色紙に文様が映え、涼やかな美しさを誇る。
 奈良時代に始まるとされる奈良団扇の伝統を受け継ぐ店は、今では「池田含香堂(いけだがんこうどう)」のみとなった。代々受け継いできた天平の模様をほとんど変えず、扇の色もずっと黄・白・青・赤・茶の5色。「20年ぶりに来たお客さんが『同じものがある』と喜んでくれるのが嬉しい」と店の女将は笑う。池田含香堂では、百二十年の間に作った型紙をずっと保存してあり、いつでも作れるようにしているという。
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名古屋黒紋付染 Nagoya-kuromontsuki-zome Nagoya Black Dyeing

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 愛知県で生産されている礼装用衣装であり、伝統工芸品に指定されている。
 産地の歴史は、江戸時代の初め頃尾張藩が始めた旗印やのぼり等の染色品を作っていたのが始まりと言われる。その後、江戸時代末期には、藩士や庶民の黒紋付染が行われるようになった。
 黒紋付染めには、家紋を施す。紋の染め際をきれいに染め上げるため、紋が入る部分には型紙を使い、その部分だけ白地を残す。名古屋ではこの地独特の紋当網付語技法を用いる。堅牢度の高い黒色を作る為濃度が薄い染液を使って、長い時間をかけて染める。主な製品には着物地、羽織、喪服など。
 紋付の衣装は礼装用として用いられ、特に喪服は日本独自の礼装用衣装として認識され現在に引き継がれるものである。
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2007/1/30


小宮康孝(人間国宝) Komiya Yasutaka Yasutaka Komiya (Living National Treasure)

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 大正十四(1925)年生まれ。
 昭和五十三(1978)年、重要無形文化財「江戸小紋」の保持者(人間国宝)に認定される。
 染工場に生まれた氏は、小学校卒業とともに父、康助氏(江戸小紋の人間国宝)に弟子入り、父親の技術を徹底的に習得した。修行の中で、優れた小紋染をするためには型紙や染料の研究が必要と感じ、独自にその研究に没頭。やがてその努力は実を結び、彼の作品に独特な細かい柄が霧のように散ったような紋様、色鮮やかな小紋染めの製作に成功したのだった。
 氏の作品は江戸小紋の最高峰とも、お茶をたしなむ人なら知らない人はいない、とも言われる。しかし、氏は「小紋染めは自分の力だけではいいものはできない」と謙虚に語る。型紙職人など、分業スタッフとのコラボレーションにより、最高の品質が生まれるという。
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2007/1/12


江戸からかみ Edokarakami Edo Karakami Paper

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 江戸からかみは、江戸の町づくりとともに発展し、襖、壁、屏風などを彩るために加工された和紙である。
 からかみの源流は、平安時代に中国からもたらされた美しい文様の紙「紋唐紙(もんからかみ)」であり、それを和紙で模した物が「からかみ」である。
 当初、和歌を筆写する詠草料紙として貴族の間で好まれたが、中世以降には襖や屏風などにも貼られるようになった。
 江戸時代、徳川幕府による江戸の街づくりが進む中で、需要も拡大し独自の発展を遂げた。
 江戸からかみは、木版摺りを重視した「京からかみ」に対し、木版摺りを基調としながらも型紙による捺染や刷毛引きなど多くの技法で作られる。
 その文様は江戸らしく、武家や町人の好みを反映した自由闊達で粋なものであるのが特徴である。
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