NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/13


峰仙寺 Housen-ji 

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 峰仙寺(ほうせんじ)は、宮城県の本吉町にある古刹である。
 その創建は正平九(1354)年と伝えられ、この地方を治めていた葛西氏の家臣であった米倉持村により開基。以後、代々の米倉家の菩提寺でもある。
 それだけの歴史を持つ故、寺宝として多くの古仏像や仏画が伝えられており、中でも絹本著色佛涅槃図(けんぽんちゃくしょくぶつねはんず)は、天文八(1539)年に京都から持ち込まれたものとされ、涅槃図が物語る歴史と芸術性の高さから宮城県指定の文化財となっている。
 その他にも一六善神像図や釈迦牟尼仏坐像(しゃかむにぶつざぞう)などが、県や町の文化財指定を受け、大切に保存されている。
 寺は寺宝だけでなく、その刹容も素晴らしく、高台に位置する境内からは本吉の町を一望できる。四季の草木に彩られた庭園は手が行き届いていて、本堂や鐘堂、山門などの建物とも見事な調和を見せ、折々の情景を楽しめる。
 歴史のロマンと風情にあふれる名刹での一時は、とても贅沢なものである。
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2007/5/25


函館高龍寺 Hakodate-Kouryuu-ji 

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 函館高龍寺(はこだてこうりゅうじ)は、北海道函館市船見町にある曹洞宗の寺である。本尊は、釈迦三尊。
 寛永一〇(1633)年、松前の法源寺の末寺として亀田地区に建立された。明治一二(1879)年、現在地に移転し、明治三三(1900)年、入母屋瓦葺きの屋根、総ケヤキ造りの本堂が建てられる。明治四四(1911)年、東北以北最大であり、総ケヤキ造りの見事な彫刻が施されている山門が建築された。
 境内は広く、門の傍には金毘羅の社があり、庭中は見事な泉水築山となっている。
 道文化財指定の、蠣崎波響(かきざきはきょう)の描いた釈迦涅槃図を所有していることでも有名である。
 函館高龍寺は、函館最古と云われている開基を誇る、歴史ある古刹である。
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