NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/11/1


応声教院 山門 Ousyou-kyouin sanmon Sanmon Gate at Oshokyoin Temple

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 応声教院(おうしょうきょういん)は、静岡県菊川市中内田にある浄土宗の寺である。本尊は、準国宝の阿弥陀如来像とされる。
 斉衡二(855)年、茲覚大師により、文徳天皇勅願所の天台宗天岳院として創建された。
 後に、浄土宗を改宗した法然上人が、桜ケ池の竜神になったといわれる恩師皇円阿闍利を偲んで阿弥陀如来像を安置し、天台宗を浄土宗に改宗し、天岳院を応声教院に改名したと伝えられる。
 また、京都知恩院末、遠江十二支辰巳霊場としても知られ、阿闍利伝説の縁起書や歯吹阿弥陀如来座像などを所有している。
 石坂を登ると徳川2代将軍秀忠が建立した山門があり、のんべえ地蔵をはじめとした様々な地蔵や、遠州七不思議の一つ、片葉のアシや三度栗が植えられている。
 応声教院は、様々な伝説に彩られた古刹である。
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2007/10/4


大瀬神社 Ose-jinja Ose Shrine

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 大瀬神社(おせじんじゃ)は、静岡県沼津市西浦江梨にある神社である。祭神は、引手力命(ひきたぢからのみこと)。
 引手力命神社というのが正式な名前で、大瀬神社は別称であり、他に大瀬明神とも称される。
 創建時期は不明であるが、白鳳一三(684)年の大地震に伴って海底が突然隆起して琵琶島が出現したため、同時期の地震で多くの土地が海没した土佐から、神が土地を引いてきたのだ、と考えた人々が引手力命を祀ったのが最初、とも言われている。
 境内にある神池は、海から間近の所にあるにもかかわらず淡水の池であり、伊豆七不思議の一つに数えられている。
 駿河湾漁民の信仰の象徴で、海の守護神として知られており、古くから漁民の描いた絵馬や漁船模型が多数奉納されている。これらの奉納物は、歴史的にも貴重とされ、県の有形民俗文化財に指定されている。
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2007/8/17


猿沢池 Sarusawa-ike Sarusawa Pond

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 奈良市、奈良公園内に位置する周囲360メートルの池。
周辺の柳や興福寺五重塔を水面に移す風景は美しく、奈良八景の一つに数えられる。
 興福寺の放生池として造られた由来を持つ。「放生」とは捕らえた生物を解き放つ事により殺生を戒める儀式であり、猿沢池では毎年4月17日に池に魚を放流する「放生会」が行なわれている。
 中秋の名月の日に、奈良時代に帝の寵愛が衰えた事を嘆き、釆女が身を投げたとの伝説を偲ぶ「采女祭」が催されている。平安の衣装をまとい、雅楽を奏で花扇を奉納する雅やかな行事は市民を楽しませている。
 池端の石碑に記された「澄まず濁らず、出ず入らず、蛙はわかず、藻は生えず、魚が七分に水三分」の七不思議を持ち、現在でも水は澄み、蛙や藻も住まず生えないと言う不思議を水面に湛えた池である。
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2007/5/14


柳津虚空蔵尊 Yanaizu-koukuzo-son Yanaizu Kokuzoson

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 宮城県登米市津山町柳津(やないつ)の老杉並木の参道を通り、山門をくぐると、うっそうとした杉木立の中に、柳津虚空蔵尊の堂宇が建っている。本尊は幸福と知恵を授けてくれるという「虚空蔵菩薩」。
 福島県柳津(やないつ)町・圓蔵寺の福満虚空蔵尊と山口県柳井(やない)市・湘江庵の虚空蔵尊と共に、「柳井津(やないつ)」にある日本三虚空蔵尊に数えられる名刹である。
 奈良時代、諸国を行脚して説法し、民間の諸施設等も造った僧行基が、726年にこの地に訪れたおり、国家安泰、天下泰平を願い「虚空蔵菩薩」を刻んだ事に縁起すると云われている。本尊の脇に従う大黒天と毘沙門天は、後の弘法大師の作と伝えられている。
 うっそうと茂る杉木立に囲まれた境内は、涙の様に樹液をこぼしている為に、晴天の日でも濡れて見える「雫の桜」のほか、「玉こぶの欅」など、七不思議のいわれのある場所もある。
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2007/3/27


静岡 妙日寺 Shizuoka Myounichi-ji 

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 妙日寺は静岡県袋井市に位置する日蓮宗の寺社。
 正慶元(1332)年、身延山久遠寺、四世日善により開基された。寺号の「妙日寺」は日蓮の父、重忠の法名から名付けられた。
 日蓮の曽祖父、政直から父、重忠まで四代に渡る貫名氏代々の邸宅であり、日蓮誕生の地である。
 境内には日蓮の父母を祀った供養塔が建ち、市の文化財として指定されている。
 遠州七不思議の一つ、片葉の葦が生える事でも知られる。溺れ死んだ姫の無念からとも、秀吉が鎌の切れ味を試したためとも伝わるが、明らかではない。
 近隣の袋井東小学校前には、東海道五十三次のほぼ真ん中である久津部一里塚跡が建ち、往時の繁栄を今に伝えている。
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2007/3/15


石室神社 Irou-jinjya Iro Shrine

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 石室神社(いろうじんじゃ)は、静岡県南伊豆町石廊崎にある。祭神は、海上守護の神様、伊波例命とされる。
 創立は大宝元(701)年といわれ、簡素な造りの現在の社殿は、明治34(1901)年に建てられたものである。
 石廊崎の灯台の先、岬の崖の途中に絶景を望む、景勝の地にある神社である。
 絶壁の窪みに祭られる社殿の床を支えている、長さ四間ほどの太い帆柱は千石船の帆柱である。
 社殿の床の一部がガラス張りになっていて、この帆柱(長さ11メートル、76センチ角)を見る事ができるが、どのようにして運ばれてきたのかは、伊豆七不思議の一つといわれている。
 石室神社は、古い歴史と不思議な構造を持つ、素晴らしい景観を誇る神社である。
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2007/1/31


拍子水 Hyoushi-mizu Hyoshimizu Spring

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 大分県、東国東郡姫島、比売語曽社(ひめこそしゃ)、別名赤水明神の中にある湧き水。
 姫島七不思議「逆柳」「かねつけ石」「拍子水」「浮田」「阿弥陀牡蠣」「浮洲」「千人堂」の一つ。
 比売語曽社は加羅国の皇子、都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)が追ってきた姫神を祭る神社。
 姫神がおはぐろをつけた後、口をすすごうとしたが水が無かったため、手拍子を打ち祈ったところ水が湧き出たという伝説が伝わる。別名を「おはぐろ水」。
 温度は低いが炭酸水素塩冷鉱泉の温泉。「拍子水温泉」で入浴することも出来る。
 茶褐色のお湯は冷泉と温泉の二種類があり、神経痛、慢性消化器病、冷え性などに効能がある。
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千人堂 Sen-nin-dou Sennin-do Hall

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 大分県、東国東郡姫島、観音崎に建つお堂、本尊は馬頭観世音菩薩。
 姫島七不思議「逆柳」「かねつけ石」「拍子水」「浮田」「阿弥陀牡蠣」「浮洲」「千人堂」の一つ。
 二坪ほどのお堂だが「大晦日の夜に、借金取りに追われた善人を千人までかくまえる」という伝説を持つ。
 海岸沿いに面した40メートルの露天の黒曜石の断崖に立ち、海に沈む夕日は姫島でも有数の景勝地である。
 北海道の十勝と並び、日本で露天で黒曜石を確認できる極めてまれな場所。黒曜石は県指定の天然記念物であり、九州、四国、中国地方の遺跡からも出土している。
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