NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/12


サキシマスオウノキ Sakisimasuounoki Sakishimasuo-no-ki

Jp En

 サキシマスオウノキは、板状の根っこが特徴の木である。沖縄県竹富町南風見には、日本一大きなものが存在する。
 アオギリ科の巨大なマングローブで、板根(ばんこん)に特徴がある。国内では奄美大島、沖縄、石垣島、西表島などにみられる。
 板根は、軟弱地盤に巨木を支えるため発達した根っこであるが、地下部の深さは20cmぐらいしかない。昔はその根を切り取って、船の舵として使っていた。
 漢字で書くと「先島蘇芳の木」となる。先島は沖縄県の沖縄本島より南の島々を表す総称であり、蘇芳は「マメ科の落葉小高木」の意味である。
 竹富町のものは、樹高18m、胸高周囲2.9mで、大小15枚の板根が流線型をなしている。
 サキシマスオウノキは、圧倒的存在感を持つ印象的な木である。
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2007/1/10


西表島・浦内川 Iriomotejima Urautikawa Iriomote Island・Urauchi River

Jp En

 西表島にある浦内川は、全長39kmにも及ぶ、沖縄県で最長・最大の川である。
 西表島は東洋のガラパゴスと称されるほど豊かで多様な自然に恵まれた島であり、浦内川流域は亜熱帯の植物や生物の宝庫である。
 マングローブをはじめ、ヒカゲヘゴやシダの群落が広がり、サガリ花や幻の花セイシカなども見られる。バードウオッチングにも最適で、滝百選に選ばれたマリユドゥの滝やカンビレーの滝などを観賞することもできる。
 面白いように魚が釣れたので、所有権を一頭の雌牛(ウナン)と交換したというウナン石や、三匹の子犬が怪物に呑み込まれてしまったという伝説が残る、犬の子三匹などの名所もある。
 浦内川の流域は、緑豊かでとても日本とは思えない風景を見せてくれる、現代の秘境である。
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