NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/11/5


香川 ホタル kagawa hotaru Fireflies in Kagawa

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 ホタルといえば、昔は日本各地で見ることが出来たが、環境の急激な変化により、現在ではホタルを見ることが出来る場所は非常に少なくなってきている。
 夏の夜空の星のように、淡い光を放ち輝きながら飛びまわるホタル。ホタルは甲虫類に属する昆虫であるが、成虫になり光りはじめてからは、一〇日間しか生きることが出来ない。
 香川県では、広範囲に渡りホタルの生息を助ける活動が行われており、専用の水路を造成している地域まである。そのため、多くの地域でゲンジボタルやヘイケボタルを見ることが出来る。
 生息場所として有名なのは、坂出市の神谷神社(かんだにじんじゃ)、高松市の香東川(こうとうがわ)一円などがあり、ホタル祭りを開催するなど町をあげてホタルの生息に力を注ぎ込んでいるところも多い。
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2007/5/23


一の坂川 Ichinosaka-gawa The Ichinosaka River

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 「一の坂川(いちのさかがわ)」は、山口市街の中央を流れる美しい川である。大内二四代弘世が、京都を模した都づくりの一環として、鴨川に見立てた川である。
 付近には今もなお古い町並みが残っており、その屋根越しには八坂神社の赤い鳥居や瑠璃光寺五重塔を望むことが出来る。
 洪水など自然災害に対して安全であるように改修工事も進められていたが、川沿いにある桜並木や町並みのため、川を広げたり深く掘ることが出来ず、上流に一の坂ダムを作り水を少しずつ流すことにした。
 春には桜が一斉に咲き誇り、初夏にはホタルが舞うなど、四季折々にロマンチックな風情が楽しめる。
 毎年秋には、民家などを開放して「お宝」を展示、近隣が町ごと美術館になる「アートふる山口」の舞台にもなっている。
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2007/3/8


熊野川 Kumano-gawa 

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 熊野川は奈良県吉野郡の大峰山系を源流にして、奈良県、和歌山県、三重県を流れる河川である。
 流路延長183キロを誇る近畿最長の河川。大峰山以外にも各山からの支流や流れが多く流れ込み、熊野川を形成している。
 山岳部分が大部分を占めるため、急峻な地形が多くダムが多く建設されている。
 同時に渓谷、渓流も各地に残り、奇岩巨岩の景勝や、清流の恵みである鮎や蛍などが多く生息する箇所も少なくない。
 吉野熊野国立公園の一部であり、瀞峡などの景勝地も含まれる。
 源流に修験道の根本道場である大峯山、河口付近には熊野速玉大社を持つ、熊野路に沿った恵みの河である。
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2007/3/7


国主淵 Kunishi-fuchi 

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 国主淵(くにしふち)は和歌山県紀の川市貴志川町を流れる貴志川の最深部である。
 東岸には大国主神社が鎮座しており、祭神の大国主命の神淵と言われる。
 大国主神社に伝わる祭事「大飯盛物祭」は、鎌倉時代から伝わる国主淵ゆかりのもので、盛物と言われる高さ5メートルの電球状の山車に、沢山の餅を貼り付け、神社までを練り歩くと言う風変わりな祭りであり、奇祭として有名。
 江戸時代には盛物の一つは国主淵に投げ入れられ、淵に住む竜神を慰めたとされる。
 川の氾濫などを防ぐように祈願した祭とされているが、現在の貴志川は護岸工事のため穏やかとなり、蛍や屋形船の名所として静かな川面を見せている。
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丹生の滝 Niu-no-taki 

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 丹生の滝は和歌山県伊都郡九度山町を流れる丹生川の支流の瀑布である。
 総落差25メートルの高さを持つ、上下二段に分かれた滝。
 上部は緩やかな流れを淵に落とすが、下部は12メートルの落差を持つ断崖となり、滝壷まで一気に流れ落ちる急流を造り、上下で異なった風景を見せている。
 丹生明神鎮座の場とも言われ、滝の側に祠が祀られている。雨乞い祈願や修験道の修行の地とも伝わり、古代から神聖な場として祭られた土地である。
 周辺の玉川峡は和歌山県の名勝にも指定されており、鮎や蛍が住む澄んだ清流と、巨岩が並ぶ景勝地として知られ、観光客を集めている。
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2007/2/15


阿紀神社 Aki-jinja Aki Shrine

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 阿紀神社は奈良県宇陀市、西山の麓に位置する古社。
 神武天皇東征の折、熊野の難所を越えて、この地に天照大神を祭ったのが始まりとされる。
 祭神は天照大神。社殿は伊勢神宮正殿と同じ作りである神明造り南向きであり、破風板が屋根をつらぬき千木になり、棟の上に堅魚木が並べられる。
 境内には能舞台が作られ、江戸時代初期から能楽が奉納されてきた。大正時代に一時途絶えたが、平成四年に薪能が行なわれ、現在は「あきの蛍能」として毎年6月に行なわれている。
 神社の前には、柿本人麻呂の歌で知られる「かぎろひ」が見られる「かぎろひの丘」が広がり、厳冬の早朝には幻想的な光で照らされる。
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2007/1/30


番匠川 Banjyou-gawa The Banjo River

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 大分県南部に位置する番匠川水系の本流。全長38キロ、水源は佩楯山(はいたてやま)、河口は佐伯湾。
 名の由来は複数あり、番匠橋を作った奈良の大工の棟梁「番匠頭領益衛門」の名前、工事責任者が朝廷より受け取る「番匠矩」の名と形、佐伯城下の関である集落「川辺の番匠」などの説がある。
 江戸時代には「佐伯藩の四大井路」と言われる大規模な用水路が建設され、佐伯藩の財政を潤した。
 九州でも代表的な清流であり、ゲンジボタルやカワセミ、ヤマセミなどの豊かな生態系を持つ。
 七月には弥生町で「番匠川まつり」、十月には「コスモスまつり」が行なわれ、流域住人に親しまれている。
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2007/1/29


常忠寺 Jouchu-ji Jochu-ji Temple

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 戦国時代に豊後、豊前、筑後、筑前、肥後、肥前の九州六ヶ国を支配した豊後のキリシタン大名、大友宗麟の先祖、大友家初代能直の墓所。
 落雷に打たれて半身不随になっても輿に乗り指揮を取り、宗麟の家中第一の武将とされた鎧岳(よろいだけ)城主、戸次鑑連 ( べっきあきつら)の菩提寺。
 一時廃絶していたが宝永年間(1704〜1710)に本田善輝が再興、その後火災で炎上したが文化三(1806)年善輝の曽孫により修復し、存続される。
 40種もの花菖蒲が植えられ、毎年5月には「常忠寺しょうぶ祭り」が行なわれる。夏の夜には蛍の観賞も出来る。
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