NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/5/19


十三の砂山まつり Tosa-no-sunayamamatsuri 

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 十三の砂山まつり(とさのすなやままつり)は、青森県五所川原市十三にて毎年八月に開催されている盆祭りである。
 中世の頃の十三湊は、北国最大の港町として栄え、京都や平泉と肩を並べるほどの大きな都であったと言われている。しかし興国元(1340)年、大津波により一瞬にして湖底に沈めらてしまった。
 民謡「十三の砂山」は、元々は酒田節と呼ばれる舟唄であったとされている。
 十三の砂山は、この十三の繁栄が偲ばれる唄で、繁栄した十三も大津波によって砂山が残るだけになってしまったという、昔人の霊を慰める切ない哀調を帯びている。
 祭りでは、他にシジミ供養や子供神輿、盆踊りも行なわれている。
 十三の砂山まつりは、染みとおるような哀しい唄と優雅な踊りが、十三の昔を偲ばせる祭りである。
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2008/4/4


花取り踊り(高知県斗賀野) Hanatori-odori (Kouchi-ken Tokano) Hanatori Odori in Tokano in Kochi Prefecture

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 高知県高岡郡佐川町斗賀野地区では、白倉神社と美都岐神社の二ヶ所で花取り踊り(はなとりおどり)が開催される。
 花取り踊りは中世から伝わる「太刀踊り」の一種。花取城という難攻不落の城の前で、寄手(よせて)は里人を集め、太刀を抜き踊ってみせた。盆踊りかと城の護衛が油断したところを攻め取った、という逸話から生まれている。
 一一月初旬の朝、ワラで作った実物大の馬が境内に据えられ、二人の天狗が長い竹棒を手に立つ。やがて太鼓のリズムに合わせて花傘をかぶり、青い衣装に太刀をもった踊り手が12名ほど並んで鳥居をくぐって現われる。続いて元気なお囃子とともに子供神輿が登場する。
 踊り手はしだいに輪になって境内を踊りはじめる。剣舞のようないでたちで躍動感あふれる踊りだ。その間二人の天狗はその間観客に近づき、からかう。
 踊りはおよそ一時間続き、最後に餅投げをして終了する。
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2007/8/1


蔵の町むらた春まつり Kura-no-machi-Murata-haru-matsuri Spring Festival in Murata, the Town of Old Storehouses

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 古くから仙台と山形を結ぶ街道の要所として栄え、伊達家の家臣、小山九郎業朝(おやまくろうなりもと)が村田城を築いた村田町。
 藩政時代からの白壁の蔵や商家などを今に伝え、往時の繁栄を町並みに残す宮城の小京都で、毎年の五月第二日曜日に開催されるのが、蔵の町むらた春まつりである。
 樹齢千年といわれる白鳥神社の巨木や伊達家ゆかりの龍島院(りゅうとういん)庭園など、同町が誇る歴史や自然の素晴らしい観光名所で、一斉にミニイベントが催される。
 そんな、町を代表する祭りの中心となっているのが、町内各地から集まった個性豊かな子供神輿である。
 何人もの子供達が自分達の出身地区自慢の神輿を担ぎ、大人顔負けの威勢の良さでおおよそ二時間をかけて、町の中心部を元気良く練り歩く。
 時代の流れと共に多くのものを残し、過去の繁栄を今に伝える歴史ある町だが、子供達の元気と笑顔は、何百年経っても変わることはない。
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吉岡八幡神社 やぶさめ Yoshioka-hachiman-jinja Yabusame 

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 吉岡八幡神社(よしおかはちまんじんじゃ)は、宮城県大和町吉岡町裏にある神社である。祭神は応神天皇。
 やぶさめは、神社の秋季大祭にて行われる行事である。
 元和四(1618)年、仙台藩祖伊達政宗の三男・宗清により下草から吉岡へ移され、新造されたのが吉岡八幡神社の創祠とされる。
 寛永一一(1634)年、玄米15石ならびに諸神具を奉納し、祭例にはやぶさめを行っていたものが、現在まで伝えられている。
 祭礼には、五穀豊穣を祈願し、御神輿や子供神輿などの行列が町内を巡行した後、当たり矢によって翌年の吉凶を占うやぶさめが奉納される。
 白衣・袴を着、たすきをかけた姿の氏子が約60mの区間を疾走する馬上から、的をめがけて鏑矢を射る姿は迫力がある。
 吉岡八幡神社のやぶさめは、多くの人が訪れる勇壮な神事である。
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2007/2/22


太田祇園祭 Oota-gion-matsuri Ota Gion Festival

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 若衆がお囃子に合わせて御輿を暴れさすという、近隣にはあまり見られない担ぎ方で、荒い御輿もみと呼ばれ、ギャラリーを沸かせる。
 その迫力のある担ぎ方は、圧巻の一言で神輿が暴れる度に砂煙が舞い、歓声が沸きあがる。
 最近では、地元小学生によるお囃子、子供御輿も賑わいをみせている。
 開催時期は毎年7月末あたりで、新利根地区でおこなわれている。
 子ども囃子が夕方5時から始まり、大人囃子、神輿担ぎと続き、夜が更けていくとともにクライマックスを迎える。
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