NIPPON Kichi - 日本吉

2007/4/26

帯 Obi 

Jp


 着物の上から腰に巻きつけ、着物を体に固定する細長い布を指す。
 起源は明確ではなく、形状の差異はあるが世界各地に存在する。
 日本の帯は平安時代、正装である束帯に石帯と言われる革の帯に身分ごとの石を飾った、現在のベルトに近い形状の帯が使われていた。
 戦国時代には紐状の簡易なものが用いられたが、江戸時代に世情が安定し、歌舞伎の流行により女性がより女性らしさを強調するため、幅広い帯を背中で結ぶ等多くの種類の帯が生まれた。
 女性向けのものでは正装に用い、現在でも結婚式で使われる幅の広い丸帯、袋状の形状の袋帯、袋帯を簡略化した名古屋帯などがあり、着物の飾り、主役として用いられてる。男性用は幅の短い角帯、幅の長く柔らかい兵児帯に大別される。
 結び方にも多くの種類があり、慶弔や時節、気分やファッションなどでも使い分けることが出来る、非常に自由度の高い装飾品である。

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