NIPPON Kichi - 日本吉

記事数4件: 1~4 件表示          

2008/8/29


当麻寺 西塔 Taima-dera Sai-tou 

Jp

 当麻寺(たいまでら)は、奈良県葛城市當麻にある高野山真言宗と浄土宗の並立する寺院で、本尊は弥勒仏、當麻曼荼羅。新西国三十三箇所霊場第11番、大和十三仏霊場第6番札所などとされる。推古天皇二〇(612)年、聖徳太子の異母弟・麻呂古王によって開基・創建されたと伝わる。
 西塔(さいとう)は、東塔にやや遅れて奈良時代最末期から平安時代初頭の建築と推定される。塔は高さ24.81mで本瓦葺の三重塔で、基壇の上に建ち、中央間は広い板唐戸、脇間白壁、組物は三手先、中備えは三間とも間斗束で、国宝に指定されている。
 東西の塔にデザインや建築時期の違いは若干あるものの、近世以前の東西両塔が現存する日本唯一の例として、きわめて貴重なものとされている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/8/25


三井寺(園城寺) 三重塔 Mii-dera(Onjou-ji) Sanjuu-no-tou 

Jp

 園城寺(おんじょうじ)は、滋賀県大津市園城寺町にある天台寺門宗総本山の寺院である。本尊は、弥勒菩薩。西国三十三箇所14番、西国四十九薬師48番、近江三十三観音第5番札所で、別称を三井寺(みいでら)という。
 7世紀に大友与多王(おおともよたおう)によって開基されたと言われ、日本三不動の一つである黄不動や、近江八景の1つ「三井の晩鐘」でも知られる。
 三重塔は、室町時代初期である、明徳三(1392)年に比曾寺に建立されたもので、後に豊臣秀吉が伏見城に移築し、慶長六(1601)年、徳川家康が再度園城寺に移築した。本瓦葺で、高さ24.7mあり、和様を主軸にした古典的な塔とされる。国の重要文化財であり、木造釈迦三尊像が安置されている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/11/15


徳島 常楽寺 Tokushima Jouraku-ji 

Jp

 四国霊場第一四番である常楽寺(じょうらくじ)は、弘仁六(815)年、この地で修行を積んでいた弘法大師が建立したとされる。
 修行中に、化身した弥勒菩薩が多くの菩薩を従えて現われ説法を行ったので、大師は霊木にその姿を刻んで堂宇を立て、本尊にしたといわれている。このように弥勒菩薩を本尊にしているのは八十八箇所霊場のなかでは唯一である。弥勒菩薩は未来仏ともいわれ、釈迦入滅後、五六億七千万年後にこの世に下世し、民衆を救済されると伝えられている。
 また庭石を波のように配した流水岩の庭、七福神の庭など端正な庭に囲まれた寺でもある。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/10/12


広園寺 Kouon-ji 

Jp

 広園寺(こうおんじ)は、東京都八王子市山田町にある臨済宗南禅寺派の寺である。本尊は、弥勒菩薩。多摩八十八ヶ所霊場番外札所とされる。
 康応元(1389)年、甲州塩山向岳寺の峻翁令山(しゅんのうれいざん)を招いて開かれ、開基は寺伝によれば大江備中守師親であるというが、他説には片倉城主・長井道広であるともいい、詳細は明らかではない。
 境域十数万坪といわれ、かつては塔頭十ヶ寺が配置されてあったが、戦国時代の末、八王子城陥落とともに戦火にかかり、元禄一〇(1697)年にも再度焼失し、現在のものは江戸時代中頃の建物である。ただ、山門のみ元禄の火災をまぬがれた江戸期はじめの建立といわれている。
 境内一帯は東京都の史跡に指定されており、建物も4棟が都指定文化財とされている。
 広園寺は、住宅地の中で幽玄の昔を思わせる姿を残す古刹である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数4件: 1~4 件表示          
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter