NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/4/22


地蔵菩薩 Jizou-bosatsu Jizou Bosatsu

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 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)は、仏教における菩薩の一人である。
 サンスクリット語での仏の名を表す梵名(ぼんめい)、クシティガルバが大地の母胎という意味を持つことから、地蔵という名が付けられたという。
 その姿は、剃髪で袈裟を身につけており、右手に錫杖、左手には宝珠を持っている。
 釈迦の入滅後、五六億七千万年後に弥勒菩薩が出現するまでの仏が不在の間、六道を輪廻する衆生を救う菩薩として信仰されている。そのため、六道それぞれの地蔵菩薩を並べて祀った「六地蔵像」を日本各地で見ることが出来る。
 日本においては、浄土信仰が普及した平安時代以降、地蔵菩薩に対する信仰も広がっていき、その後、六地蔵信仰が全国的に広まり、古来より日本にあった道祖神とも習合し、今に至っている。
 菩薩は本来なら如来に次ぐ高い見地の仏だが、地蔵菩薩は「一斉衆生済度の請願を果たさずば、我、菩薩界に戻らじ」としてその地位を退き、六道を自らの足で行脚しながら、衆生の魂を救う旅を続けているという。
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2008/3/31


福林寺跡 磨崖仏 Fukurin-ji^ato Magai-gutsu Magaibutsu at Fukurinji Temple Ruins

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 福林寺跡の磨崖仏(ふくりんじあとのまがいぶつ)とは、滋賀県野洲市(やすし)小篠原の静かな林の中に点在する磨崖仏群の事である。
 福林寺跡は野洲中学校の裏道から林道を入った静寂な地にあり、周辺には小磨崖仏が無造作に点在している。
 大きな岩に高さ約45cmの地蔵菩薩立像13体が平肉彫りされている磨崖仏や、阿弥陀如来像2体と観音立像1体が彫り出されているものなどがあり、どちらも室町時代初期の作とされ、小さいながらまるで木に彫ったように細かく繊細な造りが特徴とされる。
 他に、石仏もそこかしこに転がっており、異世界のような不思議な雰囲気を醸し出している。
 その昔は、辺りにはもっと多くの磨崖仏があったというが、明治・大正のころ、大阪の富豪が自宅の庭に持ち去ったと伝わる。
 福林寺跡の磨崖仏は、何とも神秘的で奇妙な場所である。
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2007/11/20


焼香 Shoukou 

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 焼香(しょうこう)とは、香を焚いて仏や死者に対して拝む事である。仏教において、葬式をはじめさまざまな法要の折に必ず行われる行事で、焚香(ふんきょう)ともいう。
 焼香には抹香(まっこう)を焚くものと線香をあげるものがあるが、葬儀や法事では抹香を焚く場合が多い。
 香を焚くのは人の気持ちを快くさせ、同時に芳香によって身心や、その場を清めるといった意味、そして死者が香を食べるためとも言われている。
 抹香は元々沈香や梅檀香(ばいだんこう)などをついて粉末にしたものであり、通常は香木を細かくして用いる。
 焼香の回数は宗派や考え方によって異なるが、1回から3回が普通とされている。
 焼香は、仏教において必要不可欠な香を焚く儀式である。
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