NIPPON Kichi - 日本吉

2007/1/11

江戸鼈甲 Edobekkou Edo Bekko

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 江戸鼈甲(べっこう)は、眼鏡枠や、蒔絵、彫刻、象嵌が特徴の東京で作られる工芸品である。
 鼈甲細工の歴史は大変古く、正倉院宝物の中に琵琶の一部分としてタイマイの甲羅が使われている。江戸時代に張り合わせの技法が伝えられて、複雑な造形が出来るようになった。
 江戸鼈甲の材料は、数多い亀の中でも、特に甲羅の質が装身具や置物として利用できるタイマイの甲羅を使う。
 タイマイは赤道近くに生息し、大きいものは50〜60才で全長180センチ、体重200キロにもなる。また甲羅は必ず13枚で、黒くなっている部分を斑(ふ)というが、斑以外の透明な部分は約10%しかなく、特に珍重されている。
 江戸鼈甲は、貴重で気品に溢れる伝統工芸品である。

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住所
272-0836 千葉県市川市北国分1-31-6
名前
東京鼈甲工芸品工業協同組合
電話
0473-72-8330




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