NIPPON Kichi - 日本吉

2007/12/20

銚子ちぢみ Choushi-chijimi 

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 銚子ちぢみ(ちょうしちぢみ)は、千葉県銚子市にて織られている伝統工芸品である。県の無形文化財に指定されている。
 江戸時代に漁師の妻や娘たちが出漁の安泰と豊漁を祈って織られたのが始まりで、ちぢみ織りの最盛期には、機を織ることを職業とする家々が百軒以上も存在して、「ハタが織れねば嫁にいけぬ」とさえ言われていた。
 木綿糸を使って普通糸の何倍ものヨリをかけた、左ヨリと右ヨリの二種類の横糸を交互に通して織り込むのが特徴で、生地を湯につけて細かな凹凸(おうとつ)を出す「シボ出し」の技術を使い、何回洗っても縮まない丈夫な生地を作る。
 普通の織物の5倍は手間が掛かるが、作られた生地は丈夫で、夏は涼しく冬は暖かく、やわらかな独特の肌触りで、多くの人に親しまれている。
 銚子ちぢみは、鮮やかな藍色が特徴の染め織物である。

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住所
288-0000 千葉県銚子市
名前
銚子ちぢみ




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