NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/4/3


小烏丸 Kogarasumaru 

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 小烏丸(こがらすまる)とは、天皇家の宝刀である。
 ある日、桓武天皇の元に伊勢神宮からの使いであると、一羽の大きな烏(からす)が舞い降り大刀を授けられた、との伝説からこの名が付けられたと言われる。
 この刀を打ったのは天宝時代の大和の刀鍛冶、天国(あまくに)であるとされている。
 平安時代末期、平貞盛が平将門・藤原純友らの起こした反乱、承平・天慶の乱(じょうへい・てんぎょうのらん)を鎮圧する際に、天皇よりこの刀を拝領、以後、平家一門の家宝となっていたが、壇ノ浦の戦いで一度行方不明となる。しかし、江戸時代に入り小烏丸の所在がわかり、現在では皇室御物として保管されている。
 刀剣としての特徴は、刀身の先端から半分以上が両刃となり、斬ることよりも突くことに適した刀で、鋒両刃造(きっさきもろはづくり)または小烏造と呼ばれている。ミステリーの多い、神秘的な刀である。
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2007/5/7


金蛇水神社 Kanahebisui-Jinja 

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 金蛇水(かなへびすい)神社は、宮城県岩沼市三色吉水神にある神社。祭神は水速女命(みずはやめのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)である。
 永祚元(989)年、刀匠小鍛冶宗近が天皇の御佩刀を鍛えよとの勅命を賜り、三色吉の水神宮水神宮に祈願して神恩を請い、ほとりを流れる水で宝刀を鍛えた。
 宗近は神に感謝し、雌雄一対の金蛇を斎鍛して水神宮に奉納した。水神宮は金蛇を御神体と崇め、社名を金蛇水神社と改めたという。
 境内には1300株の牡丹が植栽された東北有数の牡丹園があり、また九龍の藤と名付けられている巨大な藤棚や多数のツツジ、さつきあじさいなどが神苑に彩りをそえている。
 金蛇水神社は、古より続く花の社である。
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