薩摩琵琶 Satsuma-biwa
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「薩摩琵琶(さつまびわ)」は鹿児島県鹿児島市に伝わる伝統工芸品であり、国の無形文化財に指定されている。指の間隔と音感をもとに、音色に琵琶独特の揺りや変化が付けられるのが特徴である。
戦国時代(1493~1573)、九州の薩摩地方で薩摩・大隈・日向の第一五代領主・島津貴久(しまづたかひさ)の実父・忠良(ただよし)が、盲僧の淵脇了公(ふちわきりょうこう)に作曲をさせ語らせたのがはじまりであるといわれる。武士の士気を鼓舞する目的で作られ、詞章は教訓的な内容であったという。
江戸時代中期には町人の間にも広まり、娯楽として琵琶に親しむようになる。明治維新以後、薩摩藩の東京進出に伴い、薩摩琵琶は全国的に広まった。
三味線は弦の長短で音高を出すが、琵琶は弦の張力で音高を出す。左手の位置はほぼ固定した状態で、高い柱を使い、三本の指を使って弦を締めたり弛めたり調節しながら、音を作り出していく。琵琶の独特ある力強い響きは、大きく尖った撥(ばち)により、勇壮な音を奏でていく。
戦国時代(1493~1573)、九州の薩摩地方で薩摩・大隈・日向の第一五代領主・島津貴久(しまづたかひさ)の実父・忠良(ただよし)が、盲僧の淵脇了公(ふちわきりょうこう)に作曲をさせ語らせたのがはじまりであるといわれる。武士の士気を鼓舞する目的で作られ、詞章は教訓的な内容であったという。
江戸時代中期には町人の間にも広まり、娯楽として琵琶に親しむようになる。明治維新以後、薩摩藩の東京進出に伴い、薩摩琵琶は全国的に広まった。
三味線は弦の長短で音高を出すが、琵琶は弦の張力で音高を出す。左手の位置はほぼ固定した状態で、高い柱を使い、三本の指を使って弦を締めたり弛めたり調節しながら、音を作り出していく。琵琶の独特ある力強い響きは、大きく尖った撥(ばち)により、勇壮な音を奏でていく。
- 住所
- 890-0000 鹿児島県鹿児島市
- 名前
- 薩摩琵琶