NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/26


庭月観音灯籠流し Niwatsukikannon-Tourounagashi Niwatsuki Kannon Lantern Floating

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 灯籠流しは、毎年8月18日に山形県鮭川村で、庭月観音の前を流れる鮭川で行われる。
 この庭月観音は、打ち止めの霊場である。最上三十三観音三十三番札所として、多くの巡礼者が訪れる。
 庭月観音灯籠流しは江戸時代から続く旧盆の行事、毎回、県内外から多くの人々が集まる。
 仏式としては東日本一の規模の庭月観音灯籠流し。夕日が沈む頃、川堤に百余りの灯籠が灯され、読経と御詠歌が奉詠される。響き渡る御詠歌にのって、鮭川の川面に先祖供養の灯籠が一つ一つ流れ始める。やがて数千の灯となり、鮭川をゆったり流れる様は幻想的である。
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2007/1/25


衆楽園 Shuraku-en Shuraku Garden

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 「衆楽園」は、津山藩2代藩主、森長継が、京都から小堀遠州流の作庭師を招いて造営した近世池泉回遊式(池とその周囲を巡る園路を中心に作庭する庭園)の大名庭園。明暦年間(1655〜1658年)に造営された。
 京都の仙洞御所を模したもので、池を海に見立ててレイアウトした島の配置や水面に移る島影の美しさ、四季折々の樹々の枝ぶりに、京風の洗練された美を感じることができる。
 当時の面積は約2万3千坪と、現在の3倍ほどの広大な規模で、藩主の清遊の場として使われていた。また、津山藩は防備の面から、他藩の使者を城内に入れずにこの衆楽園で応対したことから、「御対面所」とも呼ばれていたという。
 春には桜、秋には紅葉で庭園を染め上げ、訪れる人々の目を楽しませている。
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2007/1/18


三島池 Mishimaike Mishima Pond

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 滋賀県米原市にある貯水池。周囲約780m、面積3万9000平方mあり、今から700年ほど前に、農業用水池として造られた楕円形の池。三島神社との関係が深く、昔から鳥獣や魚貝類が保護されてきた。
 日常の水位は50cm前後で、水質は清冷。多くの生物が生息し、水鳥や野鳥が飛来する。
 旱魃に見舞われた時に人柱を立てろというお告げを聞いた比夜叉御前が、自ら進んで池に身を投げ、以来水が枯れることは無いという言い伝えから別名、比夜叉池(ひやしゃいけ)とも呼ばれる。彼女は身を沈める直前に機織をしていたといわれ、今でも小雨降る夜は機織の音が聞こえるという。
 桜の名所でもあり、4月になれば、水面に影を落とす伊吹山と桜の美しい調和が見られる。
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2007/1/17


鶴岡公園の桜 Tsuruoka-kouen-no-sakura Cherry Trees in Tsuruoka Park

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 山形県鶴岡市にある、鶴ヶ岡城跡地、鶴岡公園に咲く桜。
 酒井家が庄内藩主として約250年来居城とした鶴ケ岡城跡である鶴岡公園内には、堀や石垣などの文化財が点在する。樹齢数百年の老杉が城の名残りを感じさせ、もっとも人々を魅了しているといわれる、約800本の桜は「日本の桜百選」に選ばれ、県内随一の桜の名所として知られるほどである。
 その種類は「ソメイヨシノ」をはじめ「八重桜」「枝垂れ桜」など多種であり、4月中旬から一斉に花を咲かせる。
 公園西側の外堀の両岸に咲く桜は格別で、堀の水面に映り込む桜とともに、バックには残雪の鳥海山があり、カメラマンでなくとも、その姿に自然の歴史とロマンを感じずにはいられない。
 シーズンには、出店が立ち並び、全国から大勢の観光客でにぎわう。
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みどりが池 Midorigaike Midoriga Lake

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 みどりが池は、みくりが池の東側にある火口湖。雄山・別山・浄土山の立山三山に三方を囲まれ、火山活動によって出来た溶岩地帯、室堂平にある。火山活動でできた河口跡に水がたまってできたのがみどりが池である。
 水深は浅く、約1.6メートル。岸に立つと、水底の岩が見え、湖水の透明度の高さを実感できる。静かな湖面には立山連峰の姿が合わせ鏡のように映り、本物との競演が見事だ。残雪や紅葉のころは美しさがひときわ増す。
 池のほとりには遊歩道が整備されており、みくりが池や地獄谷と組合せた散策コースを楽しむ観光客が一年中絶えない。周辺にはイワイチョウやヨツバシオガマなどの湿性植物、高山植物が生い茂り、訪れる人々の目を楽しませている。
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立山連峰 Tateyama-renpo The Tateyama Mountain Range

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 三千メートル級の峰々が連なる日本の屋根、立山連峰(たてやまれんぽう)。北アルプスのうち黒部川の西側に連なる山域の総称である。
 南は、岐阜県境の北ノ俣岳、黒部五郎岳を経て、三俣蓮華岳で北アルプスの主稜線につながる。
 鉄道、高原バス、トロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカーなどの交通機関によって、自然の大景観を楽しむことができ、四季を通じて観光客が絶えない。
 春は立山黒部アルペンルートが開放され、多い時は20メートルに迫る雪の壁の中を散策することができる。夏は涼しく、トレッキングや登山に最適。湖畔には立山が映し出され、大変美しい。秋は紅葉が見事だ。冬には山々が雪で真っ白に色づき、一年で最も美しい景観を堪能できる。十一月下旬には初冠雪を迎え、眩しいほどに輝く姿が圧巻だ。
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2007/1/10


樫原の棚田 Kasiharano-tanada Kashiharano-tanada (Kashihara terraced ricefields)

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 樫原の棚田は、徳島県勝浦郡上勝町樫原にある棚田である。
 四方を千m前後の山々が囲う、標高650mから700mの山肌に、大小様々な棚田が重なり合っている。およそ500枚の田んぼが連なり、谷に向かってせり出す姿は、まるで要塞である。
 樫原の棚田は、水を張った田んぼが周囲の山並みや雲を鏡のように映し、ゆるやかな弧が連なるその景観の美しさから、99年、日本の棚田百選に選定された。
 周囲には、かつて月が三つ昇ってくるのが見えたという「三体の月」伝説がある秋葉神社や、広葉樹に囲まれ、秋の紅葉シーズンは絵画のような絶景を見せる、標高997mの山犬嶽(やまいぬだけ)などがある。
 樫原の棚田は、訪れる者の郷愁を誘う、心が潤う農耕地である。
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2006/11/28


刈込池 Karikome-ike 

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 刈込池は、富山県、石川県、福井県、岐阜県の4県にまたがる白山を中心とした国立公園、白山国立公園(はくさんこくりつこうえん)にある。
 白山国立公園には最高1000mを越える願経寺山のふもとにブナやミズナラなどの原生林に囲まれた幅ヶ平が広がる。その中に刈込池は静かに佇んでいる。そこに上高地にあるような「喧騒」の文字はない。素朴で四季折々に足を向けたくなる趣がある。
 特に早春と晩秋の頃は素晴しい。5月のゴールデンウィークにはブナが芽吹き始め、小さい芽が弾け赤味を帯び、まるで花のようだ。紅葉は10月の半ばが丁度よい。鏡のような水面に映える紅葉と逆さまの三ノ峰、本物との競演は見ごたえ充分だ。
 刈込池は、白山国立公園第1種特別地域に指定されている。
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