|
昭和16年、銅器産業の地、富山県高岡市に生まれる。平成17年、「鋳金(ちゅうきん)」の重要無形文化財として認定された。
鋳金は金属を溶かして鋳型に注入し、器物を鋳造する金工技術。弥生時代以来の長い歴史を持ち、鋳型の造形法により惣型(そうがた)、蝋型(ろうがた)、砂型(すながた)、焼型(やきがた)などに分類できる。
焼型鋳造は複雑な造形作品や大型の銅像などを鋳造できるが、すべての工程に経験と高度な技術が求められる。
氏は、焼型鋳造に精通し、新たに独自の「鋳ぐるみ技法」という、器の表面に模様を表す技法を研究、独自の作風を確立してきた。以来、線と点などからなる幾何学模様の美を追求している。ひとつの作品を作るだけでも作業が深夜におよぶ日もしばしばだが、「本当に一生懸命やっていると、ふっと新しいことが頭に浮かぶものだよ」と語る氏の笑顔は清清しい。
鋳金は金属を溶かして鋳型に注入し、器物を鋳造する金工技術。弥生時代以来の長い歴史を持ち、鋳型の造形法により惣型(そうがた)、蝋型(ろうがた)、砂型(すながた)、焼型(やきがた)などに分類できる。
焼型鋳造は複雑な造形作品や大型の銅像などを鋳造できるが、すべての工程に経験と高度な技術が求められる。
氏は、焼型鋳造に精通し、新たに独自の「鋳ぐるみ技法」という、器の表面に模様を表す技法を研究、独自の作風を確立してきた。以来、線と点などからなる幾何学模様の美を追求している。ひとつの作品を作るだけでも作業が深夜におよぶ日もしばしばだが、「本当に一生懸命やっていると、ふっと新しいことが頭に浮かぶものだよ」と語る氏の笑顔は清清しい。
[+ADDRESS] |