NIPPON Kichi - 日本吉

2008/7/4

頭之宮四方神社 Koubenomiya-yomou-jinja 

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 三重県度会郡大紀町にある頭之宮四方神社(こうべのみやよもうじんじゃ)は、全国でも唯一、「頭之宮」と名付く神社だ。
 奥伊勢県立公園に位置し、建久二(1191)年に創建されたといわれ、古くより「頭の宮さん」として親しまれている。
 同社の創建には逸話があり、唐子川を流れてきた髑髏(しゃれこうべ)で遊んでいた子供達を老人が一喝したところ、老人は突然乱心し、「予は唐橋中将光盛(からはしちゅうじょうみつもり)なり」と言い出し、「子供達と遊んでいたのを無理やりやめさせたのは無礼なり」として、「鎮めたければ髑髏を崇め祀れ」と言いった。
 それを聞いた村人は深く老人の無礼を謝し、神託のままに現在の社地に神殿を造営、髑髏を祀ったのが始まりとされ、以来、霊験あらたかなる事が度々あり、頭之守護神や知恵之大神と尊崇されるようになった。
 境内にはかえるの彫像の口から湧水が流れる「頭之水」や撫でると御利益があるという「頭之石」もあり、社名のとおり知恵には事欠かない神社である。

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住所
519-3111 三重県度会郡大紀町大内山村3314-2
名前
頭之宮四方神社
電話
0598-72-2316




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