NIPPON Kichi - 日本吉

記事数23件: 1~8 件表示     >>     >|  

2008/10/24


中海 nakaumi 

Jp

 中海(なかうみ)は、島根県松江市、安来市、八束郡東出雲町から鳥取県境港市、米子市にまたがる、面積86.2平方km、周囲105kmの天然湖である。
 全国第5位の広さを有する湖で、大山隠岐国立公園と隣接して雄大な景観をつくりだしている。
 幅600mほどの自然の水路により日本海と結ばれた汽水湖のため、海水と淡水の両方の魚が生息しているのが特徴である。
 湖岸には浅瀬やヨシ原が発達し、南には穀倉地帯の米子平野が広がり、西は大橋川を介して宍道湖とつながっている。
 日本有数のガンカモ類の越冬地として知られ、毎年約5万~7万5千羽が越冬する。また、コハクチョウも千羽以上飛来し、列島南限の集団越冬地となっている。
 中海は、豊かな自然に彩られた、渡り鳥が集う景勝地である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/8/19


宇和海海中公園 Uwa-kai-kaicyuu-kouen 

Jp

 愛南町の沖に浮かぶ鹿島(かしま)周辺は、足摺宇和海(あしずりうわかい)国立公園の中心として、1971年に日本で最初の海中公園に指定された。島の周囲には、侵食によってできた断崖や洞が見られ、黒潮の影響によりサンゴ礁が発達。それらに棲み付いた熱帯魚も多く、カラフルな海中は花畑のようである。
 この美しい海は、半潜水型水中展望船「ガイヤナ」と「ユメカイナ」から楽しむことができる。船体の中央展望室が水面下1・1メートルまで下がり、座席に腰かけたまま色鮮やかなサンゴや熱帯魚を観察できるのが特徴。中泊港または船越港から出航し、「海中公園鹿島うどコース」と「海中公園鹿島一周コース」の2コースが設けられている。
 周辺海域はスキューバダイビングのメッカとしても知られており、毎年たくさんのダイバーが訪れる。8月には海中公園祭りが行われる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/6/20


九重山 Kujuu-san 

Jp

 九重山(くじゅうさん)は、大分県玖珠郡九重町から竹田市にまたがる、火山群の総称である。
 一帯には1700m以上の山が10座、1000m以上の山が40座あり、九州本土最高峰である標高1791mの中岳が存在し、九州の屋根とも言われている。
 主峰は標高1787mの久住山であり、日本百名山の一つに数えられ、周辺は阿蘇くじゅう国立公園に指定されている。
 西部には久住山をはじめとする久住山系の山々が連なり、広い坊がツルの草原をはさんだ東側の対面に、大船山を中心とする大船山系の山々が並んでいる。
 ほとんどの山がトロイデ型の休火山であり、多くが草原で覆われ、樹木は少ない。いたるところにミヤマキリシマの群落があり、コケモモも多く、いずれも国指定の天然記念物となっている。
 九重山は、日本を代表する広大な火山群である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/6/4


那須岳 Nasudake 

Jp

 那須岳(なすだけ)とは、栃木県那須町に位置する、複数の火山の総称である。
 日光国立公園内にあり、標高1897mの茶臼岳と1896mの朝日岳、1917mの三本槍岳からなっている。
 また、南月山と黒尾谷岳の二峰を加えた、通称「那須五岳」の中枢であり、日本百名山にも数えられる雄峰でもある。
 那須岳の火山群はおよそ六十万年前から活動が始まったと見られ、その後、四十万年近くをかけ、現在見られる広大な裾野を形成したとされている。
 現在でも活動しているのは茶臼岳のみで、流動性の少ない安山岩を噴出しているため、こんもりと盛り上がった山容が特徴だ。
 山は、火山から想像する荒涼とした風景とは違い、高山植物が豊富であることでも知られており、アズマシャクナゲの群落も見ることが出来る。
 周辺は火山帯だけに温泉場が点在しており、山でかいた汗を温泉で流すという贅沢を求めて、毎年多くの人々が訪れる名峰である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/12/25


出雲日御碕灯台 Izumo-hinomisaki-toudai 

Jp

 日本一の高さを誇る、出雲日御碕燈台(いずもひのみさきとうだい)は、島根半島のほぼ西端、日本海に面する岬に立つ。岬周辺は、大山隠岐(だいせんおき)国立公園の一部となっており、日本海を臨む景勝地としても知られている。
 出雲日御碕燈台は「世界灯台一〇〇選」にも選ばれるほど歴史的価値が高いとされている。また、文化財的にも価値が高いとされており、海上保安庁によってその価値はAランクに位置づけられ、保存処置が講じられている。
 着工は明治三三(1900)年で、三年後に初点灯したという。レンガと凝灰質砂岩で造られた、頑丈な燈台は一〇〇年以上、風雪に耐え続けている。
 螺旋状の階段を使って上まであがることができる。そこからの日本海の眺望はまさに絶景である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/12/7


礼文岳 Rebun-dake Mt. Rebundake

Jp En

 北海道の西の北端の日本海に浮かぶ礼文島。礼文岳(れぶんだけ)は島のほぼ中央に位置する標高490mの小高い山である。北海道百名山の一つであり、利尻礼文サロベツ国立公園に含まれる。
 礼文島は、礼文岳を頂点にした丘陵と海岸段丘で構成された平坦な島で、緯度の関係から高山植物が平地でも生育しているため「花の浮島」とも呼ばれている。
 礼文岳へは、ダケカンバ林やトドマツ林に囲まれた登山道を使って、2時間ほどで登ることができ、多くの人々が訪れる。特に夏はゴゼンタチバナやイソツツジ、エゾスズランなど300種以上の花が咲き誇る絶好の季節であるが、風が冷たいので、服装には準備が必要である。
 山頂から広がる360度の眺めは素晴らしく、眼下の緑の丘陵の先にエメラルドの海が広がる様子は絶景。南東には利尻島の利尻富士が見え、天気の良い日は、更にその向こうの天売島を望むことができ、北方にはサハリンの先端を望むことができる。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/10/24


サロベツ原野 Sarobetsu-genya The Sarobetsu-genya Moor

Jp En

サロベツ原野はサロベツ川の流域にあり、面積約23000haにも及ぶ、日本有数の広大な湿地である。利尻礼文サロベツ国立公園に属する。
 湿原の中央に位置する原生花園では、初夏から秋にかけて、ツルコケモモやヒメシャクナゲ、鮮やかな黄色をしたエゾカンゾウや、可憐な紫のエゾリンドウなど、約100種にも及ぶ湿原植物や花々が観察できる。湿原の顔、エゾカンゾウは、初夏にたった2日間しか開花しない大変希少な花である、見られるかどうかは運に任せよう。
 また、サロベツ原野は野鳥の宝庫としても有名。晩秋の時期には、オオヒシクイなど南へ渡る渡り鳥を始め、タンチョウも姿を見せる。冬を迎えるとオジロワシがロシアからやってくる。
 動植物を守り育むサロベツ原野は、私たちにも安らぎを与えてくれるかけがえのない場所である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/8/9


やけ滝 Yake-taki 

Jp

 愛媛県宇和島市の南部、高知県との県境にそびえる篠山(ささやま)は足摺宇和海国立公園に指定されており、標高1065メートルの霊峰として知られている。春にはアケボノツツジの名所として人気がある。この山を源にして流れている祓川(はらいがわ)の上流にあるのが「やけ滝」である。周辺一帯は祓川渓谷として知られている。
 滝の落差は18メートル、幅3メートルあり、岩肌が焼けただれたような色になっていることからその名がついたと言われている。
 この祓川渓谷の山間に、ひっそりと佇む秘湯、祓川温泉がある。宝暦二(1752)年に篠山権現の霊夢によって教えられた泉である。
 やけ滝の近くに篠山への登山口があり、秋にかけては紅葉狩りやきのこ狩りの登山客で賑わう。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数23件: 1~8 件表示     >>     >|  
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter