NIPPON Kichi - 日本吉

2007/11/28

宝積寺 三重塔 Housyaku-ji Sanjuu-no-tou 

Jp


 京都郊外に「宝寺」と呼ばれる寺院がある。宝積寺(ほうしゃくじ)だ。聖武天皇が皇子だった時、夢で竜神から授けられたという「打出」と「小槌」を祀ることから、いつしかこれが通称となった。宝積寺では、打出は弁財天の、小槌は大黒天のものと伝えられている。
 奈良時代の神亀元(724)年、聖武天皇の勅願で行基が開基したと伝わり、寺が建つ天王山は古くからの要衝であった。本能寺の変で信長を討った明智光秀と羽柴秀吉が衝突した「山崎の戦い」の舞台となり、岡山から急きょ引き返してきた秀吉はここに本陣を敷いた。
 境内には文化財が多く、十一面観音菩薩立像、三重塔などが国の重要文化財に指定されている。
 三重塔は、秀吉が山崎の戦いに勝利した記念にわずか一晩で建立したといわれ、「一夜造りの塔」とも呼ばれている。高さ19・5m、本瓦葺で、塔の内部には四天柱と来迎壁があり、須弥壇(しゅみだん)が設けられ大日如来が安置されている。

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住所
618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原1
名前
宝積寺
電話
075-956-0047




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