宮城の戸倉神社（とくらじんじゃ）は、宮城県本吉郡南三陸町戸倉にある神社である。祭神は、天国常立の神。
　明治四二（１９０９）年、創建された。
　祭神である天国常立の神は、神社前の明神池に標着したと伝えられている。
　赤い鳥居をくぐるとその先が階段となっており、高台となる場所に社殿が建っている。
　社殿の前には、数十体の板碑群が存在する。
　毎年３月下旬に、戸倉神社例祭が行われており、波伝谷（はでんや）の獅子舞いが舞われる。
　獅子舞いは、病気、火事、災害、不幸、人の暮らしのあらゆる悪いものを獅子に噛ませて、家からも村からも退散させると言われており、例祭では、獅子舞と神輿が波伝谷地区を廻り、無病息災を祈る神楽が奉納される。
　宮城の戸倉神社は、地元の人々に親しまれている神社である。