NIPPON Kichi - 日本吉

2008/2/25

田村耕一(人間国宝) TamuraKouichi 

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 たむら・こういち。大正七(1918)年六月二一日~昭和六二(1987)年一月三日。日本の陶芸家で、鉄絵の変化を取り入れた絵付け技術が高い評価を得た。
 雛人形師だった田村林次の次男として佐野市に生まれる。昭和一六(1941)年、東京美術学校図案科を卒業後、大阪府商業学校教諭として赴任。昭和二一(1946)年、京都の松風研究所に入所。この研究所の顧問で大先輩の富本憲吉から直接指導を受け、その体験が後の創作への考え方や工芸観に大きな影響を与えることとなった。
 昭和二三(1948)年に郷里の佐野へ帰り、赤見窯の創業に参画。昭和二八(1953)年から自宅に四袋の登り窯を築き、本格的な作家活動に入った。
 酸化鉄を用いて釉下に文様を表す鉄絵を得意とし、また青磁銅彩など磁器においても独自の発想にて新境地を切り拓いた。一貫して鉄釉の変化を取り入れた絵付けを中心に展開し、昭和六一(1986)年に重要無形文化財「鉄絵」の保持者(人間国宝)に認定された。

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住所
327-0022 栃木県佐野市高砂町2794-1
名前
人間国宝田村耕一陶芸館
電話
0283-22-0311




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