NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/26


アシリベツの滝 Ashiribetsu-no-taki The Ashiribetsu Waterfall

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 アリシベツの滝は、「滝野すずらん丘陵公園」内にある札幌市内で最大の滝である。日本の滝100選にも選ばれている。
 アリシベツの滝の名は、「アイヌ語の「新しい川」という意味から名付けられたという。
 札幌市の南端にある空沼岳を源流とする厚別川上流域に位置し、高さ30mから白い水飛沫を上げながら流れ落ちる様は豪快そのもの。滝つぼに落ちた水は小川となり、公園内を流れる。
 夏祭りの際はライトアップされ、幻想的な景観が楽しめる。ライトアップされて光る滝と闇の中を流れていく川に、白いサビタの花が彩りを添えて、それは美しく神秘的な光景だという。また、氷結する厳冬期を含め、一年を通じて季節ごとに、美しい姿を見せてくれる。
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2007/10/24


北海道 賀老の滝 Hokkaidou Garou-no-taki The Garo Waterfall

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賀老(がろう)の滝は、北海道島牧郡島牧村にある大瀑布。道南の最高峰、標高1520mの狩場山に降る雨を集めて流れる千走(ちはせ)川が作り出した滝で、日本の滝百選にも選ばれている。別名、飛龍とも呼ばれる。
 35mの幅をもち、70mの高さから一気に水が流れる豪快な滝だ。これほど大きい滝なのに、滝つぼがなく、水は直接滝下の大岩にぶつかり、周囲一面にダイナミックに水しぶきを飛ばす。
 滝つぼについては「お宝伝説」が残る。松前藩が国替えの際に金銀財宝を幕府に没収されるのを恐れて滝つぼに埋めたために滝つぼがなくなった、というものだ。
 滝の近くには、川の縁の岩の割れ目から「ドラゴンウォーター」(竜神様の御神水)と名づけられた炭酸水が湧き出ている場所もあるそうだ。
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2007/10/11


高茂岬 Koumo-misaki 

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 高茂岬(こうもみさき)は愛媛県南宇和郡愛南町にある愛媛最南端、西海半島の西南端の断崖、豊後水道(ぶんごすいどう)に突きだした岬である。
 岬はリアス式海岸特有の、百メートルを越える男性的な断崖が連なり、岩礁に黒潮の波が砕け散る様は豪快且つ、心が洗われる思いである。一帯は足摺宇和海国立公園に属している。
 岬には遊歩道が整備されており、天気のよい日には九州が遠望でき、地平線に沈んでいく夕陽の美しい岬としても有名である。
 また、あたりには亜熱帯植物も多く生息し、秋には美しい野地菊が咲き乱れ、ススキが一面に広がる風景も展望できるなど緑に恵まれた岬である。
 また、小型の鷹の群生地としても有名で、秋の澄んだ空に群舞する鷹の姿は見ものである。
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2007/10/5


日振島 Hiburi-jima 

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 日振島(ひぶりじま)は、宇和島市の西方約28kmの沖合いに浮かぶ小島。全体が山の形をしており、屈曲の多い入江の美しさが格別で、釣りのメッカとして知られている。島では豪快な自然を満喫できるほか、中世の歴史探索も楽しめる。
 平安時代に「藤原純友(ふじわらのすみとも)の乱」の舞台となった日振島には、純友も使用していたといわれる古井戸「みなかわの井戸」や、反乱の際に立てこもったとされる高さ約80mの小山・城が森(じょうがもり)の「純友の砦跡」などが残されている。
 島名は、その昔、闇夜に船が航路を見失った時、島民が振る松明の火を頼りに無事にこの島に辿り着いたことから「火振島」、これが転じて「日振島」になったという。
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2007/9/28


中神の獅子舞 Nakagami-no-shishi-mai 

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 中神の獅子舞(なかがみのししまい)は、東京都昭島市にある熊野神社で、毎年の四月第三日曜日に奉納される獅子舞である。
 戦国時代に関東一円を北条氏が支配していたころ、八王子城主の北条氏照が、京都で見た三匹獅子舞を気に入り、城内で出陣の儀式に取り入れて戦勝祈願をしたのに始まり、その後の徳川時代1620年頃から幕府が獅子舞を奨励、関東から東北各地にかけての農村に三匹獅子舞を定着させていくこととなる。
 一説には幕府による天下平定政策の一環だったとも言われる。
 三匹の獅子は、大頭(だいがしら)、中頭(ちゅうがしら)、雌獅子と呼ばれ、顔は金色で顎には朱色の水引を掛けている。また、衣装は藍染めに唐草牡丹を白く染め抜いた鮮やかなものである。
 東京都の無形文化財に指定されているその舞は勇壮さに秀で、中でも約4kgある獅子頭を被ったまま背面に反り返る太刀懸りは神業と呼ばれるほどである。
 五穀豊穣を祈って豪快な舞を見せる三匹の獅子は、いつも人々の歓喜の輪の中にいる。
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2007/9/7


泊浜尾崎神社 Tomari-hama-osaki-jinja 

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 泊浜尾崎神社(とまりはまおざきじんじゃ)は宮城県歌津市の泊崎半島の南端、歌津崎、別名尾崎に建てられている神社である。
 奥州に落ちのびた源義経が、神仏の来臨を請うために建てられたのが尾崎神社といわれている。
 神社は尾崎の突端にあり、参道の周囲は老松に覆われている。岸壁にひっそりと佇む風景は独特のものがあり、強い海風に向かいながら海を眺めると、義経の尾崎神社への思いの強さが伝わってくるようである。
 眼下に見える、断崖や岩礁に打ち寄せる波しぶきの様は豪快であり、 天気の良い日には遥か向こうに金華山を望むことができる。
 尾崎神社には、岩手県南部地方から伝わったとされる「虎舞」とよばれた独特な獅子舞が残されている。現在では社殿改築などの大きな業を行った年の例祭などで奉納され、その舞を見ることができる。
 
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2007/9/4


遠州新居手筒花火 Enshuu-arai-tezutsu-hanabi 

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 江戸時代から続く伝統行事「遠州新居手筒花火(えんしゅうあらいてづつはなび)」は、毎年7月下旬の金、土曜日の二晩、静岡新居町で約2000本もの手筒花火が舞い、旧宿場町は祭り一色に染まる。
 約300年前、三河地方の奉納神事で行われていた手筒花火が、新居関所を所轄していた吉田藩から伝えられたという。その後、新居の男達によって野性味が加えられ、お囃子に合わせて手筒を抱えながら踊る豪快なものになった。
 東海道の奇祭として知られる遠州新居手筒花火は、町の中心部にある諏訪神社祭礼の奉納煙火(ほうのうえんか)として行われており、クライマックスの「猿田彦煙火(さるたひこえんか)」は、天狗の衣装を纏った男をはじめ、数十人の男達が持つ手筒に一度に火を点け、夜空を焼き尽くすかの様に勇壮に火柱が立ち上げ、壮観な光景を楽しませてくれる。
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2007/8/22


家串 荒獅子 Iekushi Ara-shishi 

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 勇壮な大太鼓の音が宇和海に響き渡る。獅子は蝶を捕らえようとするが、逆に蝶に翻弄され荒れ狂う。その様子を表現したとされる家串の荒獅子(いえくしのあらしし)は、愛媛県南端に位置する愛南町に古くから伝わる郷土芸能である。天正年間(1573~1595)に大漁・豊作を願う祭礼として始まったと伝えられる。
 荒獅子は、毎年11月3日に行われる家串地区最大の行事、若宮神社の秋祭りに欠かせない出し物として今に伝えられている。蝶に扮するのは3人の少年で、化粧を施し華やかな衣装を身にまとい、ばちを器用に操りながら大太鼓を叩く。獅子には成年男子が扮し、勇壮で豪快な中にも優雅さを併せ持つ舞いを披露する。
 歴史的・芸術的価値が高く、村民(旧内海村)に欠くことのできない郷土芸能であることから、昭和三九(1964)年に内海村無形民俗文化財に指定された。
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