NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/12/25


時の鐘 Toki-no-kane 

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 かつて鐘撞き守が時を知らせていた「時の鐘(ときのかね)」。現在では規則的に、午前六時・正午・午後三時・午後六時の一日四回、蔵造りの美しい街並みに、暮らしに欠かせない時を告げる鐘の音が響く。
 時の鐘は、寛永年間(1624~1644)川越城主であった酒井忠勝が、現在の幸町に建てたものが最初といわれている。度重なる火災によって焼失し、その度に建替えられてきたという。現在の鐘楼は、明治二六(1893)年の川越大火の翌年に、街の人々によっていち早く再建されたものだと伝えられている。
 木造の櫓(やぐら)の高さは約一六mあり、歴史的な街並や寺院などが多く残る「小江戸」川越のシンボル的存在になっている。
 平成八年六月、環境省主催の「日本の音風景百選」に選ばれた。
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2007/6/5


北海道 清華亭 Hokkaidou Seika-tei Seikatei

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 北海道の清華亭(せいかてい)は、北海道札幌市北区北七条西にある気品あふれる建築物である。
 札幌駅の西側、北海道大学のクラーク会館の道路を挟んで南側に建っており、時計台や豊平館と並んで、札幌最古の洋風建物とされている。
 明治四(1871)年、開拓使は札幌初の都市公園「偕楽園」を開設した。
 明治一三(1880)年、偕楽園の中に開拓使の貴賓接待所として清華亭が建てられた。
 全体的には米国風の建築であるが、和風の意匠も施され、巧みに調和しており、建築翌年には明治天皇も休憩に利用した。
 昭和五三(1978)年、創建百年を前に改修されたのが、現存しているものである。
 清華亭は、北海道の誇る由緒ある建物である。
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2006/12/20


札幌時計台 Sapporo-tokeidai Sapporo Clock Tower

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 札幌時計台は1878年、札幌農学校の演武場=武芸練習場・屋内体育館として建設される。当時は農学校の大時計と呼ばれていた。
 正式名称は、旧札幌農学校演武場。鐘楼に現在の時計が設置されたのは1881年のこと。現存する時計台としては日本で最も古い。重りを引き上げ、それが落ちていく力を動力とする。設置当時から主要部品はそのまま。交換なしで動いている。
 三角屋根の上に大時計をのせた外観は、エキゾチックでもあり、独特の雰囲気を醸し出している。
 建物としては、時計部分を除くと木造2階建て。1階が展示室、2階が貸しホールとなっている。かつては札幌本庁や裁判所、図書館としても利用された。
 3階から5階が時計台部分。時計台の鐘は今も毎時、澄んだ音色を響かせている。
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