NIPPON Kichi - 日本吉

2007/12/4

松竹梅 Shouchikubai 

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 松竹梅(しょうちくばい)とは日本ではめでたいものとして慶事に使われる場合と三つの等級に使われることがある。
 元々は中国の「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」が元になっている。歳寒三友とは「冬の寒い季節に友とすべき三つのもの」という意で松・竹・梅の三つをさす。
 寒さの中でも美しくその緑の色合いを保つ松と竹。冬のさなか他の花に先駆けて雪の中に花と薫りを咲かせる梅。そのことから、高潔、節操、清純の象徴として、この三つが中国では文人画の題材としてよく登場していた。
 この故事が日本に伝わり、常緑の葉を持つ松は平安時代に不老長寿の象徴になり、竹は室町時代の頃よりその節目正しくまっすぐな様子が縁起のよいものとされ、江戸時代になって冬に毅然と咲く梅も縁起のよいものとして加わったことから、鶴亀などとともに慶事によく使われるようになったといわれている。松は最上級、竹は上級、梅は普通という等級の分別に使われることもあるが、縁起物としての登場の順だけで、本来序列はない。

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松竹梅




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