NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/3/10


女満別湿生植物群落 Memanbetsu-shisseishokubutsu-gunraku 

Jp

 網走国定公園に属する、女満別(めまんべつ)にある網走湖の湖畔には、国の天然記念物の「女満別湿生植物群落(めまんべつしっせいしょくぶつぐんらく)」がある。
 長い冬が終わり、東オホーツクに春がやってくると、4月から5月にかけて網走から女満別まで続くこの湖に、尾瀬を上回るほどの自生する水芭蕉が花を咲かせ、大群落を鑑賞することができる。
 女満別とは、アイヌ語で「メムヤムベツ」という、冷たい泉の湧いている川という意味が転化したものである。
 現在は、女満別町と東藻琴村(ひがしもことむら)が2006年3月31日に合併し、大空町(おおぞらちょう)となっている。
 四季を通じて見事な美しさは変わることなく、散策やレジャーを楽しむことができる。
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2007/8/7


モヨロ貝塚 Moyoro-kaizuka 

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 網走市街を流れ、オホーツク海に注ぎ込む網走川の河口左岸の丘陵地帯に「モヨロ貝塚」はある。
 ここは1300年程前に、サハリンなどからオホーツク沿岸に移住してきた先住民族「オホーツク文化人」の最大の遺跡とされ、約3ヘクタールの場所に大きな五角形の住居をはじめとした27箇所の竪穴住居跡があり、国の指定史跡になっている。
 アイヌ文化以前の人々の暮らしは、オットセイやアザラシを狩猟し、それを解体、油を作るなど多くの人々がチームを編成し行っていたことが伺われる。また、骨や牙に彫った動物像、細い優雅な線文様の土器、油を入れていたオホーツク土器などが見つかっている。
 更に青銅の鈴や鐸、帯飾りなども出土され、大陸との交流もあったことが伺える。
 貝塚前に立つ丸太小屋風の建物は「モヨロ貝塚館」で、オホーツク土器や石器、動物の骨格器などや貝塚の地層断面の模型を見る事ができる。
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