NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/7/2


天平筆(雀頭筆) Tenpyouhitsu(Jantoupitsu) 

Jp

 「天平筆(てんぴょうひつ)・雀頭筆(じゃくとうひつ)」は、芯となる毛に和紙を巻き、其の周りに毛を植えて穂を作るという製法の筆で、歴史は古い。
 日本に現存する最古の筆も、現在、正倉院に収蔵され、聖武天皇ゆかりの御物として伝え残る「天平筆(雀頭筆)」である。その「天平筆(雀頭筆)」は、17点の筆からなり、大きさ、長さ、筆管の装飾、筆帽の装飾、竹の種類、筆の穂などが、それぞれで異なっている。また、使われてる原毛も、狸毛、兎毛、鹿毛、羊毛、馬毛と、さまざまな種類の原毛が使用されており、象牙や黄金、銀糸などの高価な装飾が施されている点から、日用品としてではなく、観賞用、装飾品などに使われていたと考えられている。
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2007/1/28


芝山漆器 Sibayama-sikki Shibayama Lacquerware

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 芝山漆器(横浜芝山漆器)は、神奈川県の横浜で生産される伝統工芸品である。
 安永年間(1775年頃)、下総の国に芝山村があり、大野木専蔵(後の芝山専蔵)が芝山象嵌を始めたのが始まりである。
 横浜で行われるようになったのは、その子孫芝山宗一の頃からで、芝山細工に工夫を加え横浜調の芝山漆器を作りだした。
 芝山漆器は、器物の表面に動物の骨や牙、象牙などを中心に貝やベッコウ、珊瑚などを細工して嵌め込んだもので、通常行われている螺鈿などと異なり立体的で変化にとみ、見る人をその豪華さと手作りの繊細な美しさで魅了する。
 明治・大正と隆盛を誇った芝山漆器も、震災や空襲などで職人が離散し、現在ではわずかな数の継承者しかいない。
 芝山漆器は、伝統を今に伝える繊細な工芸品である。
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