NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/4/4


箟岳白山祭 Nonodake-hakusan-sai Nonodake Hakusan Festival

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 宮城県遠田郡涌谷町に、古くから信仰の山として広く知られている箟岳山(ののだけさん)がある。この山頂にある箟峯寺(こんぽうじ)で、箟岳白山祭(ののだけはくさんさい)が開催される。
 箟岳白山祭は一〇〇〇年以上の歴史を持っている古式ゆかしい祭り。正月を中心に約一ヶ月間行なわれるのだが、一番の注目行事は一月第四日曜に開催される御弓神事(おゆみしんじ)だ。
 当日は五穀豊穣を願う祈祷が行なわれ、白山様に白米を臼で挽いた「おしとぎあげ」が奉納される。その後小さな三角の烏帽子に鮮やかな直垂(ひたたれ)をまとった二人の稚児が住職に手伝ってもらいながら、一年、一二ヶ月を意味する一二本の矢を射る。
 的中すると好天に恵まれ、はずれてしまうと強風、という具合に、その年の天候や農作物の豊穣の吉凶を占う。 
 可愛らしい稚児の御弓天気占いは当たると好評だ。

 
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2007/1/29


千歳ひょうたん祭り Chitose-hyoutan-matsuri The Chitose Gourd Festival

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 大分県豊後大野市千歳町、柴山八幡社に伝わる奇祭。
 別名「霜月祭」、現在は毎年12月の第一日曜にに行なわれる。
 800年ほど前、豊前、豊後の守護職、大友氏と薩摩の豪族間の長い戦乱を憂いた土地の豪族、益永豊武がひょうたんに清酒を入れ、獅子舞、流鏑馬(やぶさめ)などを奉納して宇佐神宮から分霊を勘請したのが起源とされる。
 緋色の直垂と袴、大太刀を背負い頭に二尺五寸(約85センチ)の長ひょうたん。腰には三升(5・4リットル)のお神酒の入った大ひょうたん、足の大わらじは幅二尺(約70センチ)、長さ三尺五寸(約1メートル20センチ)の異相をまとった先導「ひょうたん様」が「五穀豊穣、健康になる酒じゃあ」の声と共に周囲にお酒を振舞いながら1キロの沿道を2時間をかけて練り歩く。
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