NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/3/6


雲海 Unkai 

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 雲海(うんかい)とは、山間部の冷却状態によって発生する濃霧のような自然現象である。
 山や航空機など高い高度から見た時に、雲の上に山々が浮かんでいるように見える事からそう呼ばれている。
 秋~初冬にかけての時期に霧が発生し、高台から見ると山の上だけが島のように飛び出たように見える。
 雲海が発生するにはいくつかの条件が必要で、前日の夕方まで降雨があり、夜間から晴天となって明け方の放射冷却で冷え込み、無風状態になった時によく発生する。
 国内では、宮崎県の国見ヶ丘、霧島・高千穂峰、岡山県の弥高山、京都府の大江山、兵庫県の盃ヶ岳、熊本県の阿蘇、大分県の湯布院などが名所とされている。
 雲海は、雄大で神秘的な、自然の景色である。
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2007/10/11


肱川あらし Hijikawa-arashi 

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 「肱川(ひじかわ)あらし」は、愛媛県西部を流れる肱川(ひじかわ)の冬の風物詩で、毎年11月から3月上旬のよく晴れた早朝に発生する。霧を伴った冷たい強風が、肱川下流を吹き抜ける現象で、特に開閉橋の長浜大橋付近では風速15km以上が観測され、霧は沖合い数kmにまで達する。
 大洲(おおず)盆地と瀬戸内海の気温差が原因で、放射冷却により盆地で発生した霧が、肱川下流の特異な地形によって一気に海方向へ流れ出す。ゴーゴーと激しいうなりを上げて吹き抜ける様は、世界でも類を見ない。河口近くの小高い山の上には「肱川あらし展望公園」があり、肱川あらしを見下ろすことができる。
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2007/8/16


南北浦海岸 Minami-kitaura-kaigan Minamikitaura Coast

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 南北浦海岸(みなみきたうらかいがん)は、宮崎県延岡市浦城町~北浦町に広がる海岸である。日豊海岸国定公園の中心地ともなっている。
 岬や入り江が多く、沖合いに小島が点在する事から「日向松島」とも呼ばれており、白浜と澄んだ水に恵まれている。
 日向灘に臨むリアス式海岸の美しい海岸線で知られ、宝伝説とともに、自然と親しめるキャンプ、フィッシング、海水浴、ダイビングなどの穴場が目白押しとなっている。
 海水浴には絶好のロケーションであり、夏場はアウトドアを楽しみに多くの観光客が訪れる。
 また海岸は、朝の冷え込みが激しい時には、海面に霧がかかった幻想的な世界となる。
 南北浦海岸は、美しい眺望と砂浜、水を誇る海岸である。
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2007/6/19


アポイ岳 Apoi-dake Mt Apoi

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 アポイ岳は、北海道様似郡様似町にそびえる標高810・6mの山である。
 名前はアイヌ語のアペ・オイが訛ったもので、火のあるところの意味を持つ。
 北海道の背骨と呼ばれる日高山脈の南端にあり、海からの濃霧によって日光が遮られ、気温が低下するため、2000m級の山と同様の気象条件をしている。
 山は幌満橄欖岩(ほろまんかんらんいわ)と呼ばれている岩で出来ており、ヒダカソウ、エゾコウゾリナなど、ここにしか生育しない固有種を含む、約80種以上の高山植物が確認されている。
 昭和二七(1952)年、「アポイ岳高山植物群落」は国指定の特別天然記念物に指定された。
 昭和五六(1981)年、日高山脈襟裳国定公園の特別保護地区に指定される。
 アポイ岳は、貴重な植生を有する自然溢れる山である。
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2007/4/4


鳥取 佐谷峠 Tottori sadanitouge 

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 佐谷峠は、鳥取県鳥取市鹿野町に所在する。展望台からの眺めと、展望台までの周りの山々は絶景だ。
 自転車やバイクの、ツーリング愛好者たちのツーリングルートのひとつとして人気である。10月下旬から11月中旬の頃は、とりわけ紅葉が美しい。冬には、雪に覆われた鷲峰山(じゅうぼうざん)の眺めが楽しめる。春には、新緑に覆われた山々が目に美しい。佐谷峠は、四季折々の色彩で楽しませてくれる、鳥取市を代表するビューポイントである。
 また、毎年恒例の「米子—鳥取間駅伝競走大会」の通過地点としても有名。
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2007/2/5


由布岳 Yufu-dake 

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 豊後富士で知られる由布岳は湯布院の北東部にそびえ、古くから神の山と崇められ「豊後風土記」や「万葉集」にも登場する名峰である。
 山麓は自然林に覆われ、草原にはヒゴダイやマツムシソウが咲く。山頂にはミヤマキリシマが見られ、その姿は優雅で美しい。標高は1548メートルで東峰と西峰の二つのピークを持っている。最高地点の西峰からは、別府湾や九重連山、湯布院の町などが望め、360度の展望が楽しめる。独立峰の為に風が強く、冬季は霧氷の名所として知られている。
 登山家で文筆家であった深田久弥が著書の「日本百名山」に入れなかった事を後悔した山と言われ、最近になって「新百名山」に選定されたという逸話がある。
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2007/1/26


釈迦岳霧氷 Syakadake-muhyou Shakadake Hoarfrost

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 釈迦岳は、大分県日田市にある山である。1〜2月に見られる霧氷は大変綺麗で、釈迦岳における冬の名物となっている。
 釈迦岳は、津江山系の主峰である。標高約1230mの展望台は日田地方で最も高いため、建設省のレーダードームが置かれ、付近には気象庁・防衛庁・大分県の3つの無線中継塔が、そびえ立っている。
 霧氷の時期、杣(そま)の里渓流公園から、真っ白の峰が紺碧の空を切り裂くように輝いているさまは、何とも言えない美しい光景である。
 晴れた日には、研ぎ澄まされた青空が広がり、木々には霧氷の花が咲き乱れるという最高の贅沢が楽しめる。
 釈迦岳の霧氷は、自然の万華鏡であり、見るものを別世界へと誘ってくれる。
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