NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/5/31


能面 痩女 Noumen Yase-onnna Yase-onnna Noh Mask

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 能面は、日本の伝統芸能である能楽に用いられる、演者(シテ)がつける木製の仮面である。
 その種類は千差万別、役柄や演じられる場面において、それぞれ適切なものが使用される。
 大きく分けると鬼神・老人・男・女・霊の5種類に大別されるが、痩女は「霊」に区分される面である。
 やせこけた頬。大きく落ち込んだ眼窩。目はうつろで生気を失い、この世とあの世の狭間を行き来する存在。それでも唇には紅を引き、死んでもなお、恋の妄執に取り付かれる女の執念が、恐ろしいまでに彫りこまれている。しかし、同時に夫の帰りを待ちわびながらこの世を去った悲しみも表現され、その複雑な心情を巧みに表現したこの面に魅入られた能面製作者の中には、痩女を習作とする人もいる。
 その面持ちには、男と女の恋の"儚さ"に対する、古来からの美意識が表されているのかもしれない。
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2007/5/29


能面 河津 Noumen Kawazu Noh Mask Kawazu

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 能面(のうめん)とは、能楽に用いる仮面である。
 河津(かわず)は、蛙や川津、河途、加和津とも書き、亡霊として執念などを表現する際に使用される面である。
 男の憔悴さに、更に哀れさを加えた相貌で、伏し目がちな小さな眼は離れ、二つの眉はつながってひさしのように眼を覆っている。
 頬がこけ、上瞼が下瞼よりもかなり突き出ており、眼は下を向き、水から上がった時の濡れた髪の感じが更に哀れさを強調している。
 男の幽霊面「痩男」の系列の面であり、この面の特徴としては痩男より怨霊的な要素が強く、水死した亡霊を表現するのに使われる事が多い。また、変わり型の多い面でもある。
 河津は、能の「阿漕」「藤戸」などに使われる能面である。
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2007/1/29


天田昭次(人間国宝) Amata Akitsugu Akitsugu Amata (Living National Treasure)

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 昭和二(1927)年、刀匠、天田貞吉の長男として本田村(現・新潟県新発田村)に生まれる。平成九(1997)年、刀匠として重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。
 氏は父を振り返り「天才肌なところがあった」と語る。父が三十八歳の若さで亡くなったとき、氏はわずか十歳。父の跡を継いで刀匠になるために、小学校卒業と同時に東京の道場に入門する。以降、刀づくりに生涯をささげることとなった。三十三歳のときに病に倒れ、八年間も闘病生活を送るなど、けっして順風満帆ではなかったが、刀づくりへの執念が氏を蘇らせた。
 長年の努力が結集し、現代の刀匠の登竜門「新作名刀展覧会」で初めて「正宗賞」を受賞したのが四一歳のとき。才能と努力が世間に認められるところとなった。
 現在もなお全国各地の砂鉄を求め、たゆまぬ研鑽を続けながら日本刀の世界に挑み続けている。
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