NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/5/23


善国寺 Zenkoku-ji 

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 善国寺(ぜんこくじ)は、東京都新宿区神楽坂にある日蓮宗の寺である。本尊は毘沙門天。
 文禄四(1595)年、徳川家康より天下安全の祈祷の命をうけ、池上本門寺一二代住職・日惺上人(にっせいしょうにん)が池上本門寺の末寺として開山し、現在の麹町六丁目に創建された。
 寛文一〇(1670)年に火災に遭った際、替地(他の場所へ強制的に移転させられること)を命ぜられたが、幕臣の岩本内膳正(いわもとないぜんのかみ)の祈願が聞きいれられて沙汰やみとなった事から、内膳正が中興開基とされる。
 寛政四(1792)年、再び類焼したために境内地が火除地として召しあげられ、替地として翌年、現在地に移転した。
 朱の御堂にある毘沙門天は、家康が江戸入国の折、日惺上人が天下泰平の祈りを込めて幾多の災禍も免れた尊像で、新宿七福神のひとつであり、「神楽坂の毘沙門天さん」として知られている。
 善国寺は、毘沙門天で有名な厄除け、難除けで名高い寺である。
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2008/5/15


甲州だるま Kousyuu-daruma 

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 甲州だるまは山梨県甲府地方の伝統工芸品で、大神宮祭・十日市などの縁日で招福・厄除けの縁起物として売られ、一般的な赤だるまのほかに数種類ある。
 江戸時代初期に地元の武井八衛門(たけいはちえもん)という人物が、武田信玄の顔を模して作り始めたのが、はじまりと伝えられている。農家の副業として発達し、かつては十数人の職人がいたが、今では製作者は市内に一人だけという。
 柳や桜の木型に和紙を幾重にも張り付けし、重しを乗せ赤や白の塗料を塗り重ね、最後に面描きをして数日間乾燥させる。完成まで二〇以上の工程を要し、製作にはおよそ一ヵ月かかる。
 四百年の伝統に培われた気品と風格はまさに天下一で、顔面の彫りが深く鼻が高いのが特徴。目玉を下まぶた寄りに書き入れるため、神棚に祀ったとき、拝む人と目が合うように見えることから、「下見だるま」とも呼ばれる。
 豊作を願う白だるま、子孫繁栄を願う親子だるまといった、この地方特有の珍しいものもある。
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2008/3/25


注連飾り(東北地方) Shimekazari(Touhoku-Chihou ) Shimekazari (Tohoku region)

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 注連飾り(しめかざり)とは、神社などに用いられている神域と外界とを隔てるための注連縄(しめなわ)がもとになっているといわれている。
 新年を迎えるにあたり玄関先などに吊るされ、外部から災いや厄が家の中に入るのを防ぐ魔除け・結界として、また新年に向け不老長寿や五穀豊穣などの様々な願いを込めて飾られてきた。
 東北地方の注連飾りには、紙垂(しで)や、橙(だいだい)などと一緒に、餅・昆布・松葉・魚などの食べ物を飾る風習が多く残されているという。
 昆布には「よろこんぶ」などのめでたい意味、魚は一家の無病息災を祈るほか、家格や大漁を誇示する意味などが込めれていることもあったという。
 このように食べ物を飾りつけることで、旧年中の豊作への感謝と、また新年も実り多き年であるよう、五穀豊穣を願う気持ちが込められているのかもしれない。
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注連飾り(福岡、宮崎) Shimekazari(Fukuoka,Miyazaki) Shimekazari (Fukuoka, Miyazaki)

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 注連飾り(しめかざり)とは、神社などに用いられている神域と外界とを隔てるための注連縄(しめなわ)がもとになっているといわれている。新年を迎えるにあたり玄関先などに吊るされ、外部から災いや厄が家の中に入るのを防ぐ魔除け・結界として、また新年へ向け不老長寿や五穀豊穣などの様々な願いを込めて飾られる。
 九州地方、特に福岡や宮崎などの注連飾りには「鶴」の意匠が多く見られる。放射状に広がった束は広げた翼や尾を表しており、くちばしにあたる箇所は赤く色づけされていることも多いようだ。また、稀ではあるが「亀」をかたどった注連飾りも見られる。
 鶴・亀は古来より、「長寿を象徴する吉祥の動物」として尊ばれ、祝の席には欠かせないものとして、その意匠が要所要所に用いられてきた。鶴亀の他にも松竹梅や宝船などを飾りつけることで、新年をめでたく祝うと共に、末永く健康に暮らすことが出来るように、との思いを込めているのかもしれない。
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2007/7/19


花馬祭 Hana-uma-matsuri Hanauma Festival

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 花馬祭(はなうままつり)は、約400年前から長野県・木曽町の五宮(いつのみや)神社に伝わる五穀豊穣を祈る神事である。毎年10月3日に開催される。
 細長く切った竹に五色の色紙を付けた「花」を3頭の木曽馬が付け、氏子たちが小中学生の笛や太鼓の音とともに田立駅前から五宮神社までゆっくり練り歩く。
 神社では、行列が境内を3周した後、見物客が馬に殺到して花を奪い合う。
 この「花」は、稲穂に見立てたもので、厄除けや虫除けのご利益があるとして田の畦(あぜ)や家の入り口に挿すのだという。
 花馬祭は1993年に町の無形文化財に指定、また1998年の長野冬季オリンピックでは、この花馬祭が祭典のフィナーレを飾り、演じられた。
  
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2007/5/22


金桜神社 Kanazakura-jinja Kanazakura Shrine

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 金桜(かなざくら)神社は山梨県甲府市御岳町に位置する神社である。
 崇神天皇の御代に金峰山の山頂に少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀り、その後、東国巡行の日本武尊命がこの地に詣で、里宮として築いたのが始まりと伝わる。
 戦国時代は武田家の祈願所として崇拝され、江戸時代以降は徳川家からも保護を受けた。昭和三十(1955)年に火事により焼失、昭和三十四(1959)年に再建され、現在の朱塗りの社殿になった。
 祭神は少名彦命など五柱、病気厄除け、金運のご利益があると伝わる。御神宝は水晶であり、日本水晶発祥の地としても知られる。
 境内には黄金色の花を咲かせる珍しい「鬱金(うこん)の桜」を始め、六百本もの桜が連なる景勝地としても知られ、春先には大勢の花見客で賑わう。
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山梨 塩沢寺 Yamanashi Entaku-ji 

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 塩沢寺は山梨県甲府市湯村に位置する真言宗智山派の寺院である、山号は福田山。
 大同三(808)年、弘法大師空海がこの地に霊験を感じ地蔵菩薩を彫り、安置したのが始まりとされ、天暦九(955)年に空也上人の手により開山された。
 本尊は石造地蔵菩薩座像、本殿の地蔵堂は国の重要文化財に指定されている。
 境内には舞鶴の松と言われる県指定の文化財や、日本最北端と言われる白樫の自然林が広がり、美しい緑を見せている。
 毎年2月13日の午後0時から14日の午後0時までの24時間、厄除け地蔵尊祭が行われる。地蔵菩薩がこの日一日だけ耳を開いて願いを聞くと言われ、十万人もの人が訪れ賑わう大祭である。
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2007/4/17


栃木 徳蔵寺 Tochigi Tokuzou-dera Tokuzoji Temple

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 栃木の徳蔵寺は、栃木県足利市猿田町にある天台宗の寺である。本尊は阿弥陀如来とされる。
 徳蔵寺は、人と人とがピンポン玉の様に行ったり来たり会話ができる寺を標榜し、別名ピンポン寺とも言われる。
 祀られる五百羅漢尊は、九州の耶馬渓の羅漢寺、鎌倉の建長寺とともに日本三大五百羅漢尊に数えられ、県の文化財になっている。
 他に、厄除け愛染明王尊や千庚申、かな地蔵尊など、文化財の宝庫とされている。
 また、足利七福神の一つともされ、大黒天も祀っている。
 徳蔵寺では毎月ピンポンで寺と市民との交流をしており、毎年9月の第1日曜日には、30年以上続く大会を開いている。
 徳蔵寺は、足利市民から「寺小屋ピンポン」「ピンポン寺」と言われ、慕われている寺院である。
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