NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/1/30


薩摩川内市 トンボロ Satsuma-sendai-shi Tonboro 

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 海岸と島が近い場合、波の流れに相殺が起こり、間に波の静かな部分ができ漂砂が堆積することがある。それはやがて海岸と島を結ぶ砂州にまで成長し、そのまま陸続きとなる細長い低い地形をつくる。
 この現象を陸繋砂州(りくけいさす)、またはイタリア語で「沿岸流によって出来た陸地」という意味でトンボロと呼ばれる。
 鹿児島県薩摩川内(せんだい)市里村には北海道函館市、和歌山県串本町と共に日本三大トンボロと呼ばれる地形がある。南北に約1500メートルの長さで、最大幅1000メートル、最小幅250メートル、高さ2・3メートル。
 薩摩川内市のトンボロは、波の相互作用に加えて夏季の東南からの台風と冬季の北西からの季節風が訪れることにより砂の堆積がなされたものといわれている。
 このトンボロの上に里町の中心街が出来ており、静かな漁業地区となっている。
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2007/10/4


堂ヶ島 Dou-ga-shima Dogashima

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 堂ヶ島(どうがしま)は、静岡県賀茂郡西伊豆町仁科の駿河湾にある景勝地であり、その美しさから「伊豆の松島」と呼ばれている。
 最大の魅力は堂ヶ島桟橋の近くに存在する亀島の洞窟である天窓洞(てんそうどう)で、海蝕によってできた洞窟の天井が陥没して天窓のように見えるところからその名が付いた。国の天然記念物に指定されている。
 堂ヶ島の沖に浮かぶ象島・中の島・高島の3島は三四郎島と総称され、干潮時になると幅30mの瀬石の橋で陸地と結ばれるトンボロ現象で知られている。橋は歩いて渡る事ができ、県の天然記念物に指定されている。
 堂ヶ島の小高い丘には面積9ヘクタールの「らんの里堂ヶ島」があり、屋内のランの展示と屋外の植物が一体となり、季節の移り変わりを感じることのできる植物園となっている。
 堂ヶ島は、自然の恵みをたっぷり堪能出来る名勝である。
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2007/9/21


瀬浜海岸(堂ヶ島のトンボロ) Sebama-kaigan(Douga-shima-no-tonboro) Sebama Beach (The Tombolo in Dogashima)

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 瀬浜海岸(せばまかいがん)は、静岡県賀茂郡西伊豆町の景勝地・堂ヶ島(どうがしま)にある海岸である。
 干潮時になると、海に浮かぶ三四郎島と総称される、象島・中ノ島・高島の3つの島と、瀬浜海岸とを結ぶ、幅約30mの歩いて渡ることが出来る瀬石の橋が現れるトンボロ現象が起きる事で知られており、県の天然記念物に指定されている。
 源氏再興の昔、瀬浜がつなぐ中の島に隠れ住む「伊豆の三四郎」と呼ばれる若武者と恋に落ちた、小雪という娘の悲しい伝説も伝わっている。
 訪れるならば、日程によっては渡れない日も存在するので、あらかじめよく調べておくことが必要とされる。
 瀬浜海岸におけるトンボロは、ロマンティックな伝説を持つ、日本でも非常に珍しい現象である。
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