NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/13


日向十五夜祭り Hyuuga-jyuugoya-matsuri Jugoya Festival (Moon Festival) in Hyuga

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 日向十五夜祭り(ひゅうがじゅうごやまつり)は宮崎県日向市で毎年中秋の名月の頃に催される祭りで、人々からは「十五夜さん」とよばれている。
 日向市あげての祭りであり、見立細工や花屋台が奉納され、舞踊隊が道一杯を練り歩くことで有名である。沿道では多数の人々が見物し、県外からも多くの観光客が訪れる。
 この祭りのルーツは、壇ノ浦の戦いで、椎葉に逃げ落ちた平家の武者を追ってきた、那須与市(なすのよいち)、工藤祐経(くどうすけつね)の二人の武将がいた。彼らが兵士の士気を高めるため、鎌倉の鶴ヶ岡八幡宮から勧請し建てた、富高八幡宮の祭礼が始まりといわれている。
 近年では日向市に八百年前から受け継がれている日向十五夜太鼓も組み込まれ、まつりの雰囲気を一層盛り上げている。
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2007/9/6


盛岡秋まつり Morioka-aki-matsuri Morioka Autumn Festival

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 盛岡秋まつりは、岩手県盛岡市にある盛岡八幡宮で、毎年の九月十四日からの三日間に渡って行われる同宮の例大祭である。十三日には前夜祭も行われている。
 祭りが行われる盛岡八幡宮は、この地を治めた南部家が城下町鎮護のために勧請した、同家の氏神様でもある。
 祭りの興りは宝永六(1709)年、南部藩二十万石の城下町二十三町が完成した折に、各町から一台ずつ山車を出して祝ったのが始まりとされており、この山車行列は今も執り行われ、盛岡市の指定無形文化財にもなっている。
 それら山車の全てが八幡宮からスタートする「八幡下り」や夜に行われる山車大絵巻パレード、八幡宮境内で行われる古式ゆかしい流鏑馬など、三百年間連綿と続く盛岡の秋の風物詩が、三日間にわたって繰り広げられる。
 祭りには欠かせない屋台も参道一杯に立ち並んでおり、南部独特の音頭を取って子供達が練り歩く様をヤキソバを食べながら眺めるのも乙なものである。
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2007/8/24


日高火防祭 Hidaka-hibuse-matsuri 

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 毎年四月二九日に行われる日高火防祭(ひたかひぶせまつり)は、明暦三(1657)年の江戸の大火を経験、火防の必要性を痛感した十七代水沢城主・宗景公がその対策を講じ、同時に神仏の加護によって羅災を未然に防止しようとしたことが由来とされている。町方火消しの祭典とも言える祭りで、三〇〇年という長い歴史を誇っている。
 祭り当日、朝八時に六町の年番長が日高神社に集まり、参拝・祈願して御守札を受ける年番祭が行なわれる。お札をいただいた各年番長は直ちに各町に戻り「はやし屋台」の運行が開始される。
 町印(ちょうじるし)と呼ばれる各町の印を先頭に、打ちばやし、はやし屋台の順で、夕刻まで古趣あふれる音曲にあわせ、各町内を練り歩く。
 夕闇には、ぼんぼりが一斉に点灯され、水沢駅前で各町組の屋台が競って華麗なおはやしを披露する「相打ち」の仁義礼が尽くされる。 ぼんぼりの淡い光の中、「相打ち」はより魅力的に映し出され、祭りはクライマックスをむかえる。
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2007/8/20


上越祭り・祇園祭 Jouetsu-matsuri Gion-matsuri 

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 毎年7月23〜29日に、新潟上越市で盛大に行われる「上越祭り(じょうえつまつり)」は、長い伝統を誇る夏祭りの一つである。
 上越地方を大きく分けると春日山、そして高田、直江津と3つの地域に分ける事ができる。
 直江津の八坂神社で行われていた「祇園祭(ぎおんまつり)」の始まりは不明なものの、江戸時代に松平忠輝が高田に城を移したのを機に町や寺社も移った。しかし八坂神社だけは留まったので、高田城下へも出向いて祇園祭を行う様になったと云われている。これが現在の「上越祭り」で、期間中は祇園囃子の音と歓声が夜遅くまで続く。
 23〜26日は高田の祇園祭で「神輿奉迎」や「大民踊流し」などが行われ、26日に神輿は関川を舟で還御される。そして26〜29日は直江津の祇園祭で「大花火大会」「屋台行進」「大民踊流し」などが盛大に行われる。最終日の夜には八坂神社に集合した屋台にお饌米が積まれ、担いだ若者達が勇ましく八坂神社の参道を駆け抜けて奉納する「お饌米奉納」も行われる。
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白河提灯まつり Shirakawa-chouchin-matsuri Shirakawa Chochin Lantern Festival

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 白河提灯まつり(しらかわちょうちんまつり)は、福島県白河市にある同地方の総鎮守、鹿島神社の例祭である。
 二年に一度、平成の世においては奇数年のみ開催されており、新潟県弥彦神社の弥彦燈籠まつり、愛知県諏訪神社の一色大提灯祭りと並び、日本三大提灯まつりの一つに数えられている壮大な夜の祭典だ。
 白河地方の総鎮守樽神社で行われる、四百年の歴史を持つ例祭だけに同地方の風物詩であると共に、人々の心のよりどころとして今も盛大に行われている。
 白河の藩主であった本多能登守忠義が、神輿を寄進したことにより成立したとされる神輿の渡御やまつりの代名詞でもある提灯行列は、別名「儀式まつり」といわれるほどの武家社会の格式を今に伝える格調高いものである。
 とはいえ、屋台や山車の引き回しなどもあり、格調だけではない日本の祭りも堪能できる。
 提灯の油紙を通して揺らぐ灯火は、神秘的とも言える美しさを放ちながら夜の暗がりをゆっくりと流れていく。
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2007/7/24


大塩天満宮 秋季例大祭 Ooshio-tenmanguu Syuuki-reitaisai The Autumn Festival at Oshio Tenmangu Shrine

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 兵庫県姫路市・大塩天満宮(おおしおてんまんぐう)の秋季例大祭は、「大塩の毛獅子舞(けじしまい)」として知られており、大塩天満宮の氏子6地区により6頭の毛獅子がそれぞれに異なった勇壮な獅子舞を披露する。毎年10月14、15日に行われる、鎌倉時代以来の伝統ある神事である。
 宵宮の14日、昼間の屋台練りに続き、夜には各地区の特色を持つ毛獅子が鳥居の前に集合。数人で1頭の獅子を演じ、跳ね、舞う妙技に見物客から歓声が上がる。
 翌日の本宮では、クライマックスとなる道中舞が披露される。鳥居前に全身を黒と茶の熊毛に覆われた8頭の毛獅子が集い、大太鼓と笛、囃子の音色に合わせて鳥居から拝殿まで練り歩く。舞子たちが獅子頭を高々と差し上げ、野趣あふれる舞を見せるという。
 毛獅子舞は、力強く華麗な舞。宙高く舞う姿は圧巻である。この伝統ある神事は、県重要無形民俗文化財にも指定されている。
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岩船大祭 Iwafune-taisai Iwafune Festival

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 岩舟大祭(いわふねたいさい)は、海上の安全、商売繁盛、大漁を祈願して行われる「船霊祭」で、漁師町・新潟県岩船にふさわしい勇壮な祭りである。
 祭りは、10月19日の午前0時に、先太鼓を叩く音で始まる。先太鼓がお神輿の巡行ルートを早朝3回に渡り祓い清め、その道をお舟様、玉槍(たまやり)、神輿、白駒と相次いで岩船(いわふね)神社社殿から大鳥居まで運び、お舟様が先頭の屋台に移される。そして「しゃぎり」と呼ばれるお囃子と共に、9台の屋台と玉槍、神輿が街中を練り歩く。屋台に移されるお舟様は、漆を何度も重ねて朱色に塗った豪華なもの。このしゃぎりは、去り行く秋を惜しむかのように、夜遅くまで続く。
 岩舟大祭は、時代絵巻の風情を楽しめる、岩舟の秋の風物詩である。
 昭和六二年、岩船大祭は県の無形文化財に指定されている。
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魚吹八幡神社 提灯祭り Usuki-hatiman-jinja Cyouchin-matsuri The Chochin Lantern Festival at Usuki Hachiman Shrine

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 兵庫県姫路市にある魚吹八幡(うすきはちまん)神社の秋祭りは、播磨地方でも最大規模の壮大な祭り。通称「提灯祭り」と呼ばれ、呼び物は宵宮の提灯行列と桜門前で繰り広げられる、宮入前の提灯練りである。
 2日間の祭りの初日、各地区から集まった練り子たちが、宮を目指して提灯を掲げながら参道をゆるやかに進み、桜門に差し掛かったところで一転、提灯を掲げた青竹を激しく叩き合わせる。竹がカンカンと打ち鳴らされる音、火を吹いて焼け落ちる提灯、練り子の威勢のよい掛け声に、どよめく観衆。提灯はぶつけ合うことで宮入りする頃には竹だけになるという。
 翌日の本宮では、18台の屋台や壇尻(だんじり)などが繰り出され、「チョーサ!」の掛け声で屋台を高々と差し上げる屋台練り、獅子舞など多彩な奉納芸が行われる。
 提灯祭りは、練り子たちの勇壮で迫力あるパフォーマンスが堪能できる祭りである。
 
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