NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/7/25


茨城 八溝川 Ibaraki Yamizogawa 

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 茨城の八溝川(やみぞがわ)は、茨城県久慈郡大子町を流れる河川である。
 県内最高峰を誇る、標高1022mの八溝山の山腹から涌き出た水が集まった川で、全長124kmの久慈川の支流のひとつである。
 弘法大師が山頂に立ち、谷が八つに分かれ、山水が八方に流れ落ちるのを見て、八溝の嶺と名付けたのが名前の由来という。
 源流の沢には、清流でしか生きられないとされているサンショウウオが棲んでおり、下った八溝川には、天然のヤマメやイワナが生息している。
 久慈川と八溝川が合流する渓谷には、古くから安産の神・二十三夜尊(にじゅうさんやそん)の信仰の場として知られている、落差15m、幅10mの月待の滝が存在している。
 八溝川は、川幅が狭く流れも急な、釣り好きで賑わう清流である。
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2007/6/20


北海道 浮島湿原 Hokkaido Ukishima-shitsugen 

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 北海道の浮島湿原(うきしましつげん)は、北海道上川郡上川町にある標高約850m、面積22ヘクタールの湿原である。
 明治四一(1908)年に発見された、上川と紋別を隔てる天塩岳の東にある、渚滑川の源流の一つでもある湿原で、普通湿原は低い所に多いが、ここは珍しく高い所にあるのが特徴とされる。
 大小300もの沼があり、その沼の中に湿草原の根によって形成された70余りの島が浮かんでいるように見えるところから、浮島と呼ばれている。
 沼には山椒魚も生息しており、沼付近一帯にはコケモモ、チングルマ、モウセンゴケなどの高山植物が密集している。不思議なのは、わずか1mしか離れていない隣の沼の水位が違っている事である。
 浮島湿原は、幻想的な景観を持つ知られざる秘境である。
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2007/3/2


百間山渓谷 Hyakken-yama-keikoku 

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 百間山(999メートル)の山麓3キロメートル余りに渡り、大小18の滝や奇岩が連なる和歌山県南部に位置する急峻な山岳地帯。
 渓谷には、カエル、イモリ、アマゴ、トンボ、セミ、サンショウウオなどの生物も多く見られる。渓谷入口には「かもしか牧場」があり、特別許可を得てニホンカモシカを自然飼育しており間近に見ることができる。
 500mほど入った、ふたおい釜は、滝底に直径5メートルの窪みがあり、1キロ程入った所にある雨乞いの滝や、高さ10メートルの一条の滝など変化に富んだ滝が続き、3キロほどの所に、山岳仏教の名残りといわれる千体仏がある。
 全長3キロにわたり、奇岩や洞窟、大小の滝が連なる渓谷は大塔日置川随一の神秘的な美しさである。ハイキングコースも整備されている。
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2007/1/6


鬼の舌震 Oninoshitaburui Oni-No-Shitaburi

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 島根県奥出雲にある県立自然公園内の名勝天然記念物。
 名前の由来は、出雲風土記に阿伊の里の姫神に恋をした和仁(サメ)が日本海から夜な夜な通ってきたので、姫神は大岩で川をせきとめた。拒まれた和仁の恋は一層強いものになり、「和仁のしたぶる」が訛ったものだと言われている。
 斐伊川の支流大馬木川の中流部、約2キロにわたって広がるヤマタノオロチ伝説大渓谷。急流によって形成されたV字の渓谷には、姫神が作ったものだろうか、侵食された巨岩や奇岩が点在し、大自然の壮大さが実感できる。
 清流にしか生息しない「ヤマセミ」「カワガラス」の鳥類が見られ、魚類では「ハヤ」「ウグイ」などが生息する。
 特別天然記念物である「オオサンショウウオ」も住んでおり、また渓谷特有の変化に富んだ植生も見られる。
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