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阿武隈川の東岸に位置し、仙台藩の代官所や交通の要衝として栄えた宿場町金津(かなづ)。そんな歴史ある地区で、今から350年ほど前に始まったといわれ、藩制時代を経て今に続く伝統行事が金津七夕である。豊作祈願や虫除け、成長祈願を主とした行事で、宮城県の無形民族文化財にも指定されている。
同じく七夕祭りである「仙台七夕」が大人主体の祭りであるのに対し、金津七夕はその一切を幼稚園から中学生までの子供達が、主体となって行っているのが特徴だ。
地元子ども会手作りの七夕飾りが飾られた中、夕暮れになると祭りが始まる。星あんどんを先頭に夏の夜の下、拍子木を打ち鳴らしながら古今和歌集の古歌「七夕の戸渡る舟の梶の葉に幾秋かきつ露の玉ずさ」を歌いながら、提灯や竿灯を持って町中を練り歩く。ともすれば、夏の日の遠い思い出を垣間見るような、印象的な姿がそこにはある。
織姫と彦星も夏の夜空から目を細めて、子供達の行列を見つめているに違いない。
同じく七夕祭りである「仙台七夕」が大人主体の祭りであるのに対し、金津七夕はその一切を幼稚園から中学生までの子供達が、主体となって行っているのが特徴だ。
地元子ども会手作りの七夕飾りが飾られた中、夕暮れになると祭りが始まる。星あんどんを先頭に夏の夜の下、拍子木を打ち鳴らしながら古今和歌集の古歌「七夕の戸渡る舟の梶の葉に幾秋かきつ露の玉ずさ」を歌いながら、提灯や竿灯を持って町中を練り歩く。ともすれば、夏の日の遠い思い出を垣間見るような、印象的な姿がそこにはある。
織姫と彦星も夏の夜空から目を細めて、子供達の行列を見つめているに違いない。
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