NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/8


石仏火祭り Sekibutsu-himatsuri 

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大分県臼杵市深田の石仏一帯では毎年旧暦の七月二十四日、「石仏火祭り」が行われる。西日本最大級の火祭りとも言われる幻想的な祭りである。
 この石仏火祭りがいつの時代からのものかは定かではないが、古くより豊作祈願と石仏供養、虫追い行事が結びついて始まったとされる。
 祭りは夕暮れから始まる。臼杵石仏群などの前に置かれたかがり火と参道や深田地区一帯に並べられたおよそ千本もの松明に一斉に火が灯され、あたりは幽玄的な世界に包まれる。ほのかな光に照り返される石物の表情はまことにやさしく、昼間の慄然とした姿とはまた違った顔を見せる。
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2007/1/26


古代の丘 Kodai-no-oka Kodai-no-Oka and Jomon Village

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 山形県長井市にある発掘された遺跡の博物館。西山山麓、縄文村の中にある。
 長井市は縄文時代の遺跡が多い。昭和52年からの調査によって、この地が旧石器時代から弥生時代までの古代人の暮らしの場であったことがわかった。
 各遺跡から発掘された土偶や考古資料を縄文村で保管、村の中にある「古代の丘」には、土偶の巨大なオブジェななどが置かれている。
 復元された「竪穴式住居」では体験キャンプもできる。
 古くから残る、山、川、丘や森を大切に考え造られた施設でもあり、
 周囲にはめずらしい動物や植物なども生息している。
 秋などは、紅葉が綺麗でキャンプなどもできる。
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楢本磨崖仏 Naramoto-magaibutsu Naramoto Granite Carving

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 室町時代の磨崖仏を代表する史跡。不動三尊像など45体が縦4・5m幅40mの岩に、2段に薄肉彫りされている。不動三尊(不動明王、コンガラ童子、セイタカ童子)、薬師三尊(薬師如来、日光菩薩、月光菩薩)の他十二神将や仁王、地蔵菩薩等、仏の世界を表現した曼荼羅となっている。
 応永三十五(1428)年、室町時代の墨書銘が不動明王の右上の方にあるが、作風から見て、すべて同じ時期につくられたとは考えにくく、
 下段の諸像の方が整っていて、気品がある。これらの像は、上段の大作よりやや古い時期の作ではないかといわれている。
 昭和32年県指定文化財となった。
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菅尾石仏 Sugao-sekibutsu The Sugao Stone Buddha Statues

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 平安時代後期の磨崖仏。国の重要文化財(1964年5月26日)及び史跡(1924年1月22日)に指定されている。
 阿弥陀如来を中心に、右手に薬師如来、千手観音、左手に十一面観音、多聞天の5体の仏像が、凝灰岩の岩壁に西面して厚い半彫りで彫り出されている。保存状態は比較的良好で彩色がよく残っている。全体的に赤い色で塗られており、石仏からエネルギーがほとばしるのを感じる。
 これらの仏は密教においては除災、招福、子育てを祈願すると言われており、1000年という永い間この地方の厚い信仰を受け、 多くの人々の祈りを受けてきたと思われる。
 また地元では「岩権現」と呼ばれており、紀州熊野権現を招請したという説もある。
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