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博多織物は、鎌倉時代に端を発する七〇〇年の歴史を持つ伝統工芸品。
「献上博多織」は、博多織を代表する柄だ。江戸時代に筑前藩主・黒田長政が幕府に博多織を毎年献上した際に用いられた柄を総称してこう呼ばれ、現在も受け継がれている。献上柄は3つの柄で構成され、仏具として使用する「独鈷」と「華皿」をモチーフにそれぞれを意匠化した柄と縞柄が特徴だ。
博多織は固く締まって、しかもしなやかな地合が持ち味。織り機による伝統芸能は貴重であるが、現在後継者問題が懸念されている。
献上博多織の第一人者の小川規三郎氏は平成15年に「献上博多織」の重要無形文化財の保持者に認定。九州産業大学の芸術工芸学科の客員教授を務めるほか、「博多織工業組合」に属し、全国のシンポジウムや講演会のパネリストとして伝統芸能の再生と発展に力を注いでいるという。
「献上博多織」は、博多織を代表する柄だ。江戸時代に筑前藩主・黒田長政が幕府に博多織を毎年献上した際に用いられた柄を総称してこう呼ばれ、現在も受け継がれている。献上柄は3つの柄で構成され、仏具として使用する「独鈷」と「華皿」をモチーフにそれぞれを意匠化した柄と縞柄が特徴だ。
博多織は固く締まって、しかもしなやかな地合が持ち味。織り機による伝統芸能は貴重であるが、現在後継者問題が懸念されている。
献上博多織の第一人者の小川規三郎氏は平成15年に「献上博多織」の重要無形文化財の保持者に認定。九州産業大学の芸術工芸学科の客員教授を務めるほか、「博多織工業組合」に属し、全国のシンポジウムや講演会のパネリストとして伝統芸能の再生と発展に力を注いでいるという。
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